トッキーのラグジュアリー日記
Tocky's Luxury Escapes

THE RAKE 日本版 編集部員トッキーこと時田が出合った国内外のホテル、ダイニング、バーについて紹介します。

An Evening Celebrating Abruzzo Wines and Veneto Cheeses

イタリア・アブルッツォのワインとヴェネト州産チーズのペアリングを愉しんだ夜

Wednesday, September 24th, 2025

イタリアのアブルッツォ州で育まれたワインと、ヴェネト州特産のピアーヴェチーズPDOとのペアリングをテーマとしたイベントに参加してきました。舞台は「ブルガリ ホテル 東京」。同じくアブルッツォ州出身のシェフ、ニコ・ロミート氏監修の料理とともにゲストはそのマリアージュを楽しみました。

 

 

 

 

 東京駅近くのブルガリ ホテル 東京にて、「TOP Taste Original PDO high quality products from Europe」キャンペーンの一環として特別なペアリングイベントが開催されました。

 

 テーマは“イタリア・アブルッツォ州のワインとヴェネト州のピアーヴェチーズPDO”。会場には食のプロフェッショナルやメディア、インフルエンサーらが集い、華やかな夜を彩りました。

 

 この日のために来日したのは、アブルッツォ州ワイン保護コンソーシアムのアレッサンドロ・ニコデミ氏、そしてピアーヴェチーズ保護コンソーシアムのディレクター、キアラ・ブランダリーゼ氏の2名。両氏がそれぞれの土地で育まれたワインとチーズの魅力や歴史を語りながら、ヨーロッパが誇る食文化の奥深さを紹介してくれました。

 

 アペリティーヴォでは、ピアーヴェチーズのメッツァーノ(熟成61〜180日)と、ヴェッキオ・セレツィオーネ・オーロ(熟成12カ月以上)がゲストにサーブされました。熟成の違いによる味わいの深みがこれほどに変化をもたらすのだと感動を覚えました。

 

 

 

 

 チーズにペアリングされたアブルッツォ州のワインは「2024 Cantine Mucci Valentino Pecorino d’Abruzzo – Terre di Chieti」。熟した白や黄色の果実に加え、ベルガモットや金木犀、オレンジを思わせる香り。味わいは、やさしくドライな白ワインで、ほのかな甘み、溌剌とした酸味と最後に残る豊かな苦味も心地よい一杯でした。

 

 続いて登場したのは、アブルッツォ州出身の世界的シェフ、ニコ・ロミート氏監修による4品のコース料理。そこに合わせて、赤・白・ロゼを含む計5種類のアブルッツォワインがサーブされ、それぞれが見事な調和を奏でました。

 

 たとえば「手長エビとマヨネーズ レタスとペペロンチーノ」に合わせて提供されたのは、少し色の濃いめの白ワイン「Barone di Valforte, Abruzzo Pecorino D.O.C.」。洋梨や白桃を感じつつ、ライラックやアカシアを感じられる香り。クリーンな味わいで、ミネラル感があり、柔らかな酸味、旨みを伴うような苦味が印象的でした。

 

 

 

 

 洗練された料理とワイン、そしてチーズが織りなす一体感は、まるでアブルッツォの自然と文化を旅するかのような体験でした。

 

 参加者からは「料理とワインが互いを引き立て合い、すべてに物語を感じた」との声も。味覚を超え、背景にある風土や伝統をも五感で感じられるこの晩餐は、東京にいながら、まるでアブルッツォの大地を旅しているかのような特別な夜となりました。

 

 

 

 

本記事でご紹介したアイテムについての詳細はこちらより:

トップ・テイスト・オリジナルPDO

www.toptasteoriginal.eu