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最高級の世界

#01 ビジネスジェット:
利用数は、ここ7年で倍に!

Saturday, June 26th, 2021

ビジネスジェットはプライベートジェットとも呼ばれる自家用機、チャーター機の総称。

日本航空、全日本空輸などの定期航空運送事業者と一線を画し、好きな時間に好きな所へ快適に飛べ、プライバシーが尊重されるのが特徴だ。

 

 

text jun nakano

 

 

 

GULFSTREAM G650/ガルフストリームG650

「ガルフストリームG650」はアメリカ合衆国ジョージア州に拠点を置く航空機メーカー、「ガルフストリーム・エアロスペース」製造の航空機。同社の創業は1958 年。翌59 年には双発ターボプロップエンジンを搭載した「Guramman Gulfstream 1」をリリースする。同機は11 年間の製造期間中、総計200 機を超えるベストセラーとなり絶大な信頼を得て、以来60 年にわたりビジネスジェット専門の航空機メーカーとして、世界の空に足跡を刻んでいる。購入に関しては、機種、新造機、中古機を選択し、契約。内装仕様を決め、運行体制(格納庫、乗員、整備等)を構築したのち、引渡しとなる。www.sojitz-bizjet.com

全長:30.41m/客室長:14.27m/客室幅:2.59m/客室高:1.95m/乗員:コックピット2~3 名、キャビン2名/客席数:16席/ベッドキャパシティ:6~7名/巡航速度: 956km/h 最長航続時間:12時間/最大航続距離: 12964km(7000nm)/最大巡航高度: 51000ft/エンジン:ロールスロイス社BR725

 

 

 

 機体本体価格等を扱う、総合商社の双日に伺った。日本においての主力商品は「Long Range」といわれるアメリカの東海岸までノンストップでフライトできる機体。ボンバルディア社の「Global 6000」、ガルフストリーム社の「G650」などで、新規購入の場合は6000万ドルから7000万ドル見当という。一方欧米で人気なのは航続距離が2000km程度の「Very Light」といわれるカテゴリー。

 

 こちらはテレビコマーシャルで有名な「ホンダジェット」などが対象となるレンジで、価格は1000万ドル以下で購入可能だ。但し、航続距離が短く、東京からはアジアの一部地域までしか届かない。

 

 また空港使用時にかかる離発着料、駐機料、パイロットなどの人件費や整備費用を考えると、日本では個人や企業で機体を保有することだけが選択肢ではない。双日では、2003年から国際線ビジネスジェットのチャーター事業を展開している。費用は例えば東京からハワイまで、概算2000万円~、北米3000万円~、EURO圏内は3500万円~という。顧客は40~50社で、製造業や外食、不動産、芸能関係など幅広い。渡航先は米国が4割ほどで最も多く、アジアと欧州が各3割ほど。数カ月前に決まることもあれば、朝に渡航が決まってその日の夜に飛ぶこともあるという。当初は富裕層のレジャーが多かったが、2012年頃に企業需要が上回り、今はビジネスユーザーが8割を占める。飛びたいときにいつでも飛べ、質の高いプライベートタイムとセキュリティなどメリットは多い。

 

 国土交通省の調査によれば、海外渡航のビジネスジェット発着回数は、2011年の2639回に対して、2017年は5190回と増加の一途をたどっているという。

 

 

幅2.59m、高さ1.95mとビジネス機で最大級の機内空間。ギャレー、化粧室、乗員の休息室、荷物室にもゆとりがある。また機内気圧を最大でも4,850ft 飛行相当に維持。ビジネスジェットの中で最も地上に近い機内環境が、身体への負担を大幅に軽減する。

 

 

 

本記事は2019年1月25日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。

THE RAKE JAPAN EDITION issue26