The Best-Dressed Men at the BAFTAs 2025

2025年 英国アカデミー賞(BAFTA)で最もスタイリッシュだった男たち

March 2025

第78回英国アカデミー賞で披露された、最も洗練されたテーラードスタイルをThe Rakeが厳選。

 

 

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 去る2月16日(日)の午後、今年最初の英国での授賞式が、ロンドンの地で行われた。2025年BAFTA(英国アカデミー賞)のため、ハリウッドの最も輝かしいスターたちがロンドンに集結。その豪華な顔ぶれは、今や伝統となったこの式典が、またしても歴史に残る一夜となることを約束していた。

 

 今年のBAFTAでは驚くべきトレンドが浮上した。それは、伝統的なブラックタイスタイルの復活である。セレブリティたちは、例年の前衛的で大胆な装いを控え、代わりにクラシックな蝶ネクタイとシングルブレステッドのジャケットを選択。一部はモダンな要素をミックスさせながらも、全体的にはエレガンスと洗練さを重視したスタイルが目立った。これは、ファッションの世界において、古典的な美が再び脚光を浴びている証拠だろう。

 

 ロイヤル・フェスティバル・ホールは、まさにファッションの祭典と化した。スパンコールが煌めくガウン、最先端のテーラリング、そしてモノクロームのシックなルックが、レッドカーペットを彩り、その光景はまるで一幅の絵画のようであった。ここでは、そんな一夜を飾った最高のテーラードルックを厳選して紹介する。

 

 

タキシードに身を包んだレイフ・ファインズ。

 

 

ヘンリー・ゴールディングはダンヒルを着用。

 

 

ディオールのスーツを纏ったエドワード・ノートン。

 

 

バーバリーのスーツで肩の力を抜いたスタイルを披露したショペ・ディリス。

 

 

ダブルブレストのスーツにIWCの「ポルトキーぜ・パーペチュアル・カレンダー44」を着けたジェームズ・マカヴォイ。

 

 

エイドリアン・ブロディはJ. Crewのタキシードを着用。

 

 

ロエベの燕尾服に、ヴァシュロン・コンスタンタンの「エジェリー・クリエイティブ・エディション」を合わせたジェフ・ゴールドブラム。

 

 

ロロ・ピアーナの洗練されたタキシードに身を包んだジェレミー・ストロング。

 

 

ディオールを着用するジャック・ロウデン。