My First Love Shoes, J.M. WESTON

ジェイエムウエストンは
私の初恋だった靴

December 2020

『ジェイエムウエストン 丸の内店』のオープンを記念し、アリゲーターレザーで仕上げた「300:ストレートチップシューズ」も限定発売された。マットな光沢のアリゲーター素材を、ごくオーソドックスなシルエットに落とし込んである。エキゾチックレザーは、主張が強くなりがちだが、これはごく端正にまとまっており、新たな定番になりそうな気がする。

 

 店内では簡単なリペアやポリッシングが受けられるほか、スペシャルオーダーも随時受け付けている。150種類のレザーから組み合わせを選ぶことが出来、ステッチやライニングのカラーなども選ぶことができる。

 

『ジェイエムウエストン 丸の内店』のオープンを記念して発売された、アリゲーター製のストレートチップ。¥620,000  J.M. WESTON

 

 

 ジェイエムウエストンは、昔からこの手のサービスに力を入れており、自分だけの一足を手に入れることができる。アッパーの各パーツを違う色で拵えると面白い。

 

 私も、フルグローグのトリプルソールダービーを、濃茶のグレインドレザーでオーダーしたことがある。そのときは、インナーをピンクにしてみた。脱ぐ度に驚かれるので、靴を脱ぐ機会の多い日本人にはおすすめのカスタムである。

 

 価格がレディメイドとそんなに変わらないのも嬉しい。もともとすべての靴が一点ものに近いからこそ出来るサービスなのだ。

 

 こうやって、ひとつひとつ検証していくと、ジェイエムウエストンのサービスは、初上陸から25年経ったいまも、業界をリードするものであることがわかる。

 

 私の現実の初恋の人は、今ではすっかりオバサンになってしまっただろうが、ジェイエムウエストンは、いつまでも色褪せないパリジェンヌそのものだ。

 

 

 

ジェイエムウエストン 丸の内店

東京都千代田区丸の内3-2-3 二重橋スクエア 1F

www.jmweston.com/jp/

 

 

本記事は2018年12月7日に公開された記事を再掲載したものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。

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