LOTTE “Arai Resort”
ラグジュアリーに生まれ変わった
「ロッテアライリゾート」
February 2018
text chiharu honjo
オーストラリアのスキー雑誌「Snow Action」にて本州No1の雪質と評価された、国際リゾート「ロッテアライリゾート」が、今シーズングランドオープンした。
アライリゾートといえば、バブル期を謳歌した諸兄なら一度は耳にした事がある豪華なスキー場であるが、完全リニューアルを果たし、新たなラグジュアリーリゾートへと変貌を遂げた。早速、広大な同リゾートを満喫してきたので、その魅力のすべてをお伝えしよう。
LODGE&CLUB エントランス。
旅のはじまりは、東京駅から上越妙高駅まで北陸新幹線で約2時間。思っていたよりも、あっという間に到着した。真新しい駅を降りると送迎車が待機しているので、雪の日であったがスムーズで快適な移動だ。スキー場には珍しい、地下駐車場も完備しているため、高級車で乗りつけたい人には朗報である。
LODGE&CLUB ロビー。
ホテルは、カジュアルな雰囲気の「ARAI(アライ)」と、クラス感溢れる「LODGE(ロッジ)」、その奥に佇む「CLUB(クラブ)」の建物で構成されており、到着時から入り口が異なる。今回は、The Rakeの読者にお勧めのLODGEとCLUBをご紹介しよう。
まず、LODGEとCLUB共有のエントランスに足を踏み入れた瞬間目に入るのは、眩いシャンデリアとレッドカーペットの大階段。洗練されたインテリアやソファーが配されたロビーは、ここがスキー場だということを忘れてしまうほどのラグジュアリーな空間が広がる。
チェックイン時から強く感じたのは、同ホテルが国際リゾートを目指しているということだ。館内のすべての案内が英語で表記してあり、滞在者もオーストラリアやアジアの富裕層の客層が多く見受けられた。近年外国人が多過ぎるニセコやトマムを離れ、こちらを訪れる外国人も多いのだという。
プレジデンシャルスイート。
別荘を思わせるウッド調の客室は、大人がゆったりと寛げる、落ち着いた雰囲気。部屋の種類もバラエティ豊かで、デラックススイート、コーナースイート、プレミアスイートとタイプの違ったスイートを用意している。CLUBにあるわずか1室のみのプレジデンシャルスイートには、広々としたベッドルーム、ダイニング、キッチンが備わり、暮らすように過ごせる。
ライブラリーカフェ。
1階にあるライブラリーカフェは、滞在中自由に利用できる癒しのスペース。幅広いジャンルのセンスある本が常時1300冊置いてあり、長期滞在者も飽きさせない工夫がされている。
イタリアンレストラン アルコバレノ。
旅の醍醐味でもある食事は、多彩なレストランのなかから選べる。なかでもロッジの奥に位置するクラブ棟には、イタリアレストラン「アルコバレノ」があり、日本が誇る最高級和牛を備長炭で焼き上げる「和牛の炭火焼き」が堪能できる。
日本料理 はこぶね別邸。
日本料理「はこぶね別邸」では、旬の食材を活かした郷土料理や会席料理とともに、地酒や北陸地方の銘酒も豊富に揃う。
バーラウンジ 瑠璃。
1階にあるバーラウンジ「瑠璃」では、美しい山並みを眺めながらグラスを傾け、静寂の中まどろむ贅沢な時間を過ごせる。
日本ワインSHOP 星空ワイナリー。
敷地内にワインショップも登場。日本国内に180ヶ所以上あるワイナリーの中から、月ごとにワインを選別しており、豊富な種類の日本ワインを楽しめる。ワンコインでワインの試飲も行っているため、テイスティングしてから買うことも可能だ。
SPA MANMA プール。
他にも、本格的なスパ、最新のトレーニングマシン、室内プールなど、紹介しきれないほど様々な施設を備える。地下1750mから湧き出る天然の温泉を利用した「星空温泉」も新たにオープンした。
冬にパウダースノーの聖地として知られる上質な雪質が体験できるだけでなく、全長192mのプラマットを使用したオールシーズンチュービングや1.5kmのワイヤーロープを使用した国内最長のジップツアー、さらに本格的なボルダリング施設など、オールシーズン遊べる多彩な施設も有し、一年を通じて楽しめるリゾートとしてパワーアップして生まれ変わった「ロッテ アライ リゾート」。
季節を問わず都会の喧騒を離れてエネルギーを取り戻す、そんな休日を過ごせる居心地のよい新たなデスティネーションといえよう。
LOTTE ARAI RESORT (ロッテ アライ リゾート)
新潟県妙高市両善寺1966
TEL.0255-75-1100