CONVERSATIONAL STYLE: ETHAN NEWTON OF BRYCELAND'S
イーサン・ニュートン、そのスタイルを語る
April 2019
「ブライスランズにとって究極のゴールは、われわれのカスタマーに、彼らが本当になりたい自分になれる服を提供することです。われわれの作る服は、スタンダードでクラシックですが、時にユニークで大胆でもあります。いずれにしても大切なのは、着る人の個性であり、ブランドの広告塔になることではありません。
ブランドやデザイナーは重要ではありません。服は同じモノでも、着る人が違えば、違うように見えなければならないと思います。ルールにこだわりすぎると皆同じようなユニフォームになってしまうので、時にはそれを破ることも必要です。
それぞれの着こなしには、それぞれ違いがあるから美しく見えるのです。誰かがあなたの選んだ色や素材についてとやかく言って来ても、それがあなたのキャラクターならそれでいい。雑誌から飛び出て来たようなヤツより余程マシです」
———コーディネイトするときは、何を考えますか?
「着こなしを考えるとき、まず始めに思うのは、その日に出会う人とオケージョンに合った格好ということです。素晴らしい仕立てのテーラード・スーツでも、ビーチでのバーベキューには向いていないし、ヴィンテージのミュージック・バンドのTシャツはクールですが、フォーマル・イベントにはNGでしょう。