ELEVATE YOUR STYLE: NIHOMBASHI MITSUKOSHI’S FINEST

日本橋三越本店で見つけるドレススタイルを格上げする逸品たち

September 2024

RAKISHなドレススタイルを追求するのであれば、時計や鞄などの小物に至るまでこだわることが重要だ。上質でエレガントな逸品はすべて、日本橋三越本店で揃う。
photography jun udagawa
styling akihiro shikata
GRAND SEIKO
Evolution 9 Collection SLGW003

白樺の樹皮をイメージしたダイヤルの上で、職人の手仕上げによるブルーの秒針が優雅に時を刻むドレスウォッチ。ケース厚は9.95mmと薄型で、重心が低くなるよう設計されているため装着感にも優れる。巻き上げ時の感触や音にもこだわっている。手巻き、ブリリアントハードチタンケース、38.6mm。¥1,452,000 Grand Seiko / Nihombashi Mitsukoshi(日本橋三越本店 TEL.03-3241-3311)

最新ムーブメントで魅せる正統派ドレスウォッチ

 3針、ノンデイトでシンプルなエレガンスを備えたドレスウォッチは、紳士のワードローブに欠かせない定番アイテムのひとつ。グランドセイコーの新作は、独自のデザイン文法「エボリューション9 スタイル」に則り、インデックスやベゼル、ラグの幅をすっきりと細くするなど、紳士のドレスウォッチにふさわしい不変的なデザインを追求している。

 その一方で、細部には現代の最新技術を取り入れ進化させる。ケースには通常のチタンよりも白く明るい独自素材「ブリリアントハードチタン」を採用し、さらに職人の巧みな技術が光る「ザラツ研磨」により、見事に輝かせた。また、約50年ぶりに生み出した手巻きメカニカルムーブメント「キャリバー9SA4」を搭載し、毎秒10振動と最大80時間のパワーリザーブを確保。まさに最新型の定番ドレスウォッチといえる仕上がりだ。

CHRISTIAAN VAN DER KLAAUW
Planetarium Nagoya City Science Museum Model

時針・分針に加え、12時位置には「月・日」を示すカレンダーを、6時位置には太陽を中心として6つの惑星を配置。水星が87.97日、金星が224.70日、地球が365.24日、火星が686.98日、木星が11.86年、土星が29.46年の周期で1周するという驚異の天文時計だ。世界限定6本。自動巻き、SSケース、40mm。¥12,100,000 Christiaan Van Der Klaauw / Nihombashi Mitsukoshi(日本橋三越本店 TEL.03-3241-3311)

天体に想いを馳せる個性派ドレスウォッチ

 かつてドレスウォッチの定義はより厳格であったが、さまざまな要素で個性を発揮するのが現代の楽しみ方のひとつでもある。例えば複雑機構をさりげなく取り入れるのも有効な一手である。

 オランダ人独立時計師が設立した「クリスティアン・ヴァン・デル・クラーウ」は、ハンドメイドの天文時計製作に専念している世界で唯一の時計工房だ。「プラネタリウム」は、創業50周年を記念して開発された初の自社製ムーブメントを搭載し、6時位置のインダイヤルに太陽を中心として6つの惑星を配置。その名の通り、ダイヤル上で機械式プラネタリウムを再現している。

 写真のモデルは、“世界最大級のプラネタリウム”を持つ名古屋市科学館とタッグを組んだ、世界限定6本の希少な記念モデル。“世界最大級”と“世界最小”のコラボレーションとなった。

DRESS WATCH FAIR
大坪洋介氏による時計ストラップオーダー会

9月27日(金) — 10月1日(火)日本橋三越本店 本館6階 ウォッチギャラリー
メイド トゥ メジャー・オーダーメイド


ストラップのオーダーでドレスウォッチの個性を発揮する日本橋三越本店 本館6階 ウォッチギャラリーでは、ファッション・ライフスタイル コンサルタントの大坪洋介氏による時計ストラップオーダー会を開催。大坪氏と革職人の隠田圭典氏に相談し、革素材、ステッチカラー、ストラップの長さ・厚みなどをカスタムオーダーできる。フレンチカーフ¥33,000〜、エレファント¥51,700〜、アリゲーター¥51,700〜(納期約3カ月)

FUJITAKA
Tono Leather Shoulder Bag B5

厳選された貴重なレザーを用いて仕立てられたラグジュアリーラインのショルダーバッグ。玉べり内部のパイプ芯や内部補強芯材にもレザーを使用している。さらにオリジナルの金具にマットシルバーのメッキを施すなど、上質な雰囲気が漂う。メインのコンパートメントはタブレットが収まるB5サイズで、内側にはポケットをふたつ備える。機能性も完璧だ。W29×H24×D8cm。¥149,600 Fujitaka / Nihombashi Mitsukoshi(日本橋三越本店 TEL.03-3241-3311)

ドレススタイルにも活躍する最高級ショルダー

 近年はドレススタイルに合わせる鞄の幅が広い。ややカジュアルな印象のショルダーバッグでも、うまく選べばドレスアップアイテムとなりうる。最も重要なのは素材だ。やはり上質なレザー素材を選びたい。

 1941年創業の「フジタカ」は、日本の職人による高い技術力とデザイン性の高さで知られる老舗メーカーだ。ラグジュアリーラインのショルダーバッグは、極上の素材と品質を兼ね備えており、ドレススタイルにも申し分ない。贅沢に使用されているのは、ドイツの名門タンナーによる最高級カーフシュリンクレザー。丈夫で肉厚ながら非常にしなやかな弾力と、独特の優美なカラーリングが特徴だ。

 そして何よりもサイズ感が絶妙である。タブレットが収まるB5サイズで、ほどよくスリム。洗練された、スマートな印象をもたらしてくれる。特に軽やかなジャケパンスタイルには、最適な選択といえる。