Edward Green "Duke" Unlined for Salon de Plus
軽やか!これ一足で、全身が「今風」になるサロン ド プリュス別注エドワード グリーン「DUKE “UNLINED”」
June 2025
洒落者の間で話題のサロン、「サロン ド プリュス」のベストセラー・シューズにモダンなカラーとソフトな仕立てのエクスクルーシブ・
text kentaro matsuo
「サロン ド プリュス」は神宮前の知る人ぞ知るオーダーサロンである。完全予約制で、オーナーの伊藤哲也氏のマンツーマンのアドバイスを受けながら、ゆったりとしたビスポーク・ショッピングを愉しむことができる。ここの服は、トラディショナルなオーダーメイドでありながら、モードを融合させたデザインを特徴とし、着る人を若々しく見せると評判である。洒落者たちが足繁く通うのも納得の、新時代のサロンなのである(かくいう私も大ファンのひとり)。
クロージングは、数多くのデザインと生地から縦横に選ぶことが可能だが、シューズは決定版ともいえる一足が用意されており、顧客の人気も集中している。それが、ここに紹介するサロン ド プリュス別注、エドワード グリーン「DUKE(デューク)」である。
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英国王室随一の洒落者、ウィンザー公の名を冠したエドワード グリーンが誇る不朽のローファーを、サロン ド プリュスならではの感性で、スタイリッシュに仕上げたエクスクルーシブ・モデルである。トラディショナルとモードを融合させた意匠なのである。私も愛用しているが、この靴をコーディネイトするだけで、ちょっと古臭いクラシック・スタイルに新鮮味を加えることができる。
今回、さらに洗練の度を高めた新作がリリースされた。
ラストには137Eを採用し、シルエットはスリムで美しい。モデル名の由来であるウィンザー公を彷彿とさせるような端正でエレガントなシェイプに仕上がっている。
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特筆すべきは、その履き心地。クラシックな見た目とは裏腹に、足を入れた瞬間に驚くべき柔らかさを感じる。その秘密は、ライニングを極限まで省いたアンラインド仕立てとしたこと。内張りを省いた分、非常にソフトな一足に仕上がった。足を包み込むような履き心地で、まるで素足で歩いているかのような軽快さを実現している。
アッパーを握りしめてみると、まるでスニーカーのように自在に変形する。長年DUKEを扱ってきたサロン ド プリュスだからこそ可能となった仕様で、他の店で同じものを手に入れることはできない。サロン ド プリュスの完全エクスクルーシブ・モデルとなっている。
ソールには、デイリーユースを想定したR1ソール(ラバー)を装着。厚みはレザーソールとほぼ同等ながら、軽量かつ滑りにくく、雨天にも対応可能な万能底材である。
全身をダークトーンでまとめ、微妙な素材感の違いを愉しむ。
ショールカラーニット ¥198,000、カットソー ¥29,700、トラウザーズ ¥72,500(すべてMTM)Salon de Plus ユタカーフ&スエード コンビ ローファー ¥265,100 Edward Green / Salon de Plus
カラーバリエーションは2種類ある。
ひとつはコンビネーション・モデル。油分をたっぷり含んだオイルドレザーにシボ加工を施した「ユタカーフ」のブラックをベースに、甲部分を同色スエードで切り替えている。全体をオールブラックでまとめることで、エレガントさとモード感を兼ね備えた表情に仕上がっている。足元を引き締める効果もあり、あらゆるスタイリングと相性抜群である。
コットン製トラウザーズとあわせて若々しく、軽やかな雰囲気。
6B JACKET ¥188,000、カットソー ¥29,700、トラウザーズ ¥74,800(すべてMTM)Salon de Plus スモークスエードのローファー ¥245,300 Edward Green / Salon de Plus
もうひとつは、サロン ド プリュスだけのエクスクルーシブカラー「スモークグレー」モデル。わずかに青みを含んだ美しいグレートーンは、どんなスタイルにも溶け込む上品さを持ち、足元から全体のスタイリングを格上げしてくれる。
クラシックなスタイルに絶妙な抜け感と現代的な快適性を備えたサロン ド プリュス別注のエドワード・グリーンは、まさに「大人のための上質な日常靴」といえる。初めての1足としてはもちろん、すでに数多くのレザーシューズを所有されている方にも新鮮な感動を与えてくれる珠玉の一足になるはずだ。
Salon de Plus(サロン ド プリュス)
東京都渋谷区神宮前3-6-4 フォーラムビル3F
TEL.03-6434-0470 ※完全予約制(定休日:月曜日)