DUCATI MULTISTRADA V4
乗る人の個性を輝かせる、ラグジュアリー・バイク
May 2023
photography rowland kirishima, takeomi matsuura
model reina
DUCATI MULTISTRADA V4 S「4台のバイクを1台に」というコンセプト（スポーツ、ツーリング、エンデューロ、アーバン）を、さらに磨き上げた最新型ムルティストラーダ。軽量でコンパクトなV4エンジンは、170psのパワーを発生し、革新的なナビゲーション・システムとライダーアシスタンス・レーダーシステムを備える。ホイールベース：1,567㎜ シート高：820㎜～ 840㎜（可変式）、ローシート（アクセサリー）装着時790㎜～810㎜ 乾燥重量218㎏ エンジン：V型（L型）4気筒、1,158cc 最高出力：170ps 最大トルク：125N・ｍ 写真のモデル（アイスバーグホワイト、スポークホイールモデル）¥3,389,000（消費税込 メーカー希望小売価格）Ducati（ドゥカティジャパン Tel.0120-030-292）
THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 熱海のエントランスにて。ふたりのレザージャケットは、イタリアを代表するモーターサイクルウェア・ブランド、ダイネーゼのものである。On him ¥93,500 On her ¥81,400 both by Dainese（ユーロギア ダイネーゼジャパン事業部 Tel.03-3527-3686）
大型二輪車の人気が沸騰している。全国軽自動車協会連合会の発表によると、2022年度の250cc以上のオートバイ登録台数は、100,889台と10万の大台を超え、前年比＋20.7%を記録した。
なかでもデュアル・パーパスと呼ばれるオンロードとオフロードのどちらにも対応できるバイクがブームを呼んでいる。これはクルマにおけるSUVと同じで、例えばランボルギーニ ウルスで山道へ分け入る人がいないように、実際にオフロードは走らなくても、そのスポーティなスタイルが格好いいのである。ゆったりとしたポジションが長距離ツーリングに向いているところも人気の理由だ。
このデュアル・パーパス・セグメントで、ひと際熱い視線を集めている一台がある。イタリア、ドゥカティのムルティストラーダV4だ。高いデザイン性、新しく開発されたパワフルなV4エンジン、そしてハイテクを駆使した快適装備を特徴としている。その評価は高く、ドイツの権威あるメディア『Motorrad』が主催する比較テスト「アルペン・マスターズ」においても、並み居るライバルたちを抑えてトップの座に輝いた。
ドゥカティは、ボローニャを拠点とする長い歴史を誇るブランドである。ドゥカティ家の出自はローマ時代まで遡ることができるという。レース活動を積極的に行い、輝かしい戦績を残している。2003年からはロードレース世界選手権の最高峰MotoGPに参戦し、優勝多数。2022年も勝利の女神はドゥカティに微笑んだ。
Rowland Kirishima ／ 桐島ローランドフォトグラファー、マルチクリエイター、CG製作会社Cyber Human ProductionsのChief Impact Officer。2007年、ダカール・ラリーに二輪車で参戦し完走。2014年、フォトグラメトリーを基軸とした3DCGプロダクション、AVATTA設立。映像関係を中心に幅広いクリエイションを手がけている。
