Credor Salon Kyoto

クレドール初の単独路面店、「クレドールサロン 京都」誕生

August 2025

セイコーウオッチが日本の美意識と匠の技を表現する腕時計ブランド、「クレドール」。そのブランド初となる単独路面店「クレドールサロン 京都」が、京都・四条通にオープンした。特別なサロン空間で、名作の数々を堪能できる新たな聖地が誕生した。

 

 

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 1974年に誕生した「クレドール」は、フランス語で“黄金の頂き”を意味する名のもと、日本の美意識と匠の技を融合させた高級ドレスウオッチブランドとして進化を続けてきた。そして2025年、その世界観をより深く体感できる場所として、ブランド初の単独路面店「クレドールサロン 京都」が、風格と華やぎの街・四条通に誕生した。

 

 この新店舗は、2025年に刷新されたグローバル店舗デザインを初めて導入したサロンであり、白を基調とした空間に、深みのある木目とゴールドがアクセントを添える。曲線を活かした設えは、時計の造形美と共鳴し、まさに“クレドールらしさ”が凝縮された空間となっている。

 

 

落ち着いた設えの店内。右奥が「グランドセイコーブティック 京都」へと続いている。

 

 

 

「グランドセイコーブティック 京都」と同じ建物内にありながら、通りに面していない専用エントランスを持つこの店舗は、“サロン”という名にふさわしい静けさと落ち着きを湛える。ゆったりとした時間の中で、専任スタッフによる丁寧な接客を受けながら、じっくりと時計を選ぶことができる点も魅力だ。

 

 


四条通側ではない、建物裏手に、専用エントランスがある。

 

 

 

 クレドールの代表的な時計がほぼフルラインナップで揃っていることが最大の強み。マイクロアーティスト工房による「叡智Ⅱ」、薄型機械式ドレスウォッチの系譜を受け継ぐ「ゴールドフェザー」、ジェラルド・ジェンタ氏とともに生み出された「ロコモティブ」、そして現代的なエレガンスを表現する「クオン」など、クレドールの哲学と美意識を象徴する逸品を実際に手に取り、肌で感じることができる。

 

 中でも「叡智Ⅱ」は、匠の技と先進技術が融合した傑作であり、磁器製ダイヤルに手描きで施されたアワーマークやロゴは、ひとつとして同じものがない唯一無二の存在感を放つ。また、2024年に限定復刻され話題となった「ロコモティブ」は、2025年より待望のレギュラーモデルが登場しており絶大な人気を博している。ジェンタ氏のデザインに“Green Light”の意志を宿した、進化の象徴ともいえる1本だ。

 

 


マスターピースコレクション「叡智Ⅱ」が並ぶ。

 

 

 

 サロンにはクレドールをイメージしたオリジナルのアロマが漂い、空間全体が五感に訴えかけるように設計されている。繊細でエレガントな設えは、まさにクレドールの腕時計そのものを表しているかのようだ。予約不要で気軽に立ち寄れる点も嬉しく、国内外の来訪者にとって、特別な体験を約束する場となるだろう。

 

 “時を装う”という行為を、ここまで丁寧に、そして豊かに感じさせてくれる空間は、そう多くはない。「クレドールサロン 京都」は、時間と美、技と感性が響き合う、新たな“時の聖地”として、これから多くの人々を魅了していく。

 

 

クレドールサロン 京都

〒600-8005 京都府京都市下京区四条通麩屋町西入立売東町21-1

源吉兆庵京都四条ビル

TEL.075-354-5121

www.credor.com