The global event of Armand de Brignac Blanc de Noirs Assemblage No.5
10年かけて完成したアルマン・ド・ブリニャック史上最も大胆な一本
August 2025
世界中のセレブリティから“成功者のシンボル”として愛されるシャンパーニュメゾン「アルマン・ド・ブリニャック」が、10年の歳月をかけて造り上げた最新作「ブラン・ド・ノワール アッサンブラージュ No. 5」を発表。完成を記念して、日本橋人形町の由緒ある老舗料亭「玄冶店 濱田家」にゲストを招き、フランス・ランスの三ツ星シェフ アルノー・ラルマン氏とコラボレーションしたグローバルイベントを開催した。
text chiharu honjo
去る7月某日、江戸の面影を今も色濃く残す東京・日本橋人形町の老舗料亭「玄冶店 濱田家」で、「アルマン・ド・ブリニャック」の世界観を体現するエクスクルーシブな発表会が開かれた。同イベントは、メゾンが10年の歳月をかけた新作「ブラン・ド・ノワール アッサンブラージュ No. 5」の完成を祝うもので、各国からゲストを招き華々しく披露。エントランスではブランドのロゴが刻印されたのれんが訪れる者を出迎え、東京では数少なくなった数寄屋造りの建物を今に残す会場に、この日のための特別なテーブルセッティングが設えられた。
会場には愛好家垂涎のアルマン・ド・ブリニャック ラ・レア・コレクション・ノワール が並んだ。
アルマン・ド・ブリニャックは、卓越した品質と味わいを追求したプレステージシャンパーニュブランドだ。250年を超える歴史と伝統を継承する熟練した醸造の職人チームが、選りすぐりの畑から厳選した果実だけを圧搾し、独創的な3つのヴィンテージをブレンドするなど個性豊かなシャンパーニュを丹精込めて造り出している。
中でも、最も新しく公表された希少かつ洗練されたピノ・ノワール100%のコレクション「ブラン・ド・ノワール」は、2009年に瓶詰めされフランスのセラーで熟成を終えた後、2015年初頭に限定3000本で発売された。それから10年にわたりアッサンブラージュNo.1からNo.5をリリース。最新作のNo.5は、力強さ、奥行き、そして希少性を極めた同ブランドのフラッグシップともいえる存在となった。
アッサンブラージュ No. 5は、シニー・レ・ローズ、ヴェルズネー、ヴェルジーを中心とした、シャンパーニュ地方最良のプルミエ・クリュおよびグラン・クリュのピノ・ノワールを主体に、赤い果実のアロマを引き立てるオーブ地区のブドウを一部使用。2014、2015、2016年の3つのヴィンテージをブレンドし、すべての工程を職人の手仕事で仕上げ、7年間の澱熟成を経て2024年8月21日にデゴルジュマン(澱引き)された。また世界限定8,165本の各ボトルにはシリアルナンバーとデゴルジュマン日を刻印。美しい漆黒の漆塗りの木製ギフトボックスに収められている。
イベント当日は、No. 1からNo. 5までをバーティカルテイスティング(同じ醸造家のワインを異なるヴィンテージで比較する)しながらラルマンシェフの料理を堪能する、至極のペアリングが実現した。
アルマン・ド・ブリニャック社長兼CEOのジャスミン・アレン氏。
初めに社長兼CEOのジャスミン・アレン氏が登壇し、次のように語った。
「私どものメゾンは職人が独自のスタイルでワイン造りをしており、ブランドのレガシーが生み出す卓越性、一貫性、イノベーションが素晴らしい。それは、何世代にも渡り伝統を守り続けてきたキャティア家と、創設者兼オーナーでありクリエイティブディレクターでもあるショーン・ジェイ・Z・カーター氏がタッグを組み、強い志と情熱をもって最高品質のシャンパーニュを目指したからにほかなりません」
「No. 5は、ただの新しいキュヴェではなく、10年にわたるクラフツマンシップの集大成です。アルマン・ド・ブリニャックの芸術性を世界の美食家に届けられることを誇りに思います」
ソムリエ兼北米地域コマーシャルオペレーション担当プレジデントのモニカ・カウフマン氏。
ソムリエでありプレジデントでもある、モニカ・カウフマン 氏は、「10年間アルマン・ド・ブリニャックにいますが、2006年にゴールドのブリュットが出て以来、ロゼ、ブラン・ド・ブラン、ドゥミ セック、ブラン・ド・ノワールのアッサンブラージュNo.1から5、そして昨年はマグナムのブラン・ド・ノワールのお披露目をしてきました」と続けた。
「No.5は、シャンパーニュ地方最高のプルミエ・クリュとグラン・クリュのピノ・ノワールを生産する村から調達したブドウを使用しておりますが、オーブ地方のブドウをごく一部使用したというサプライズもあります。先見の明を持つ醸造家の判断によるもので、これにより一層複雑な味わいへと進化しました。今まで造ったブラン・ド・ノワール アッサンブラージュの中で一番大胆な形となっており、誇りを持って皆様にお届けする出来栄えです」と最新作についての意気込みを語ってくれた。
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左:「L’Assiette Champenoise」のオーナーシェフ アルノー・ラルマン氏もかけつけ、腕を振るった。右:アッサンブラージュ No.5とペアリングされた「和牛のコンフィ」。
アッサンブラージュ No.5のテイストは、ドライフルーツやローストナッツのアロマが、プラムやカシスと重なり合いエキゾチックな香りが深みを添える豊かな味わい。口に含むと黒い果実の凝縮感とグレープフルーツの爽やかさが広がり、ベルガモットとアマレッティの温かみが奥行きを与えている。そしてフィニッシュには、鮮やかなチェリーと洗練されたミネラル感が残り、芳醇な香りの余韻を楽しめる。
さまざまな料理と好相性でガストロノミーに最適なNo.5だが、アルノー・ラルマンシェフがこの日のために用意したペアリングは、低温でしっとりとジューシーに仕上げた「和牛のコンフィ」。芳醇なワインを一層際立たせる味わいで美食家を魅了していた。
「アルマン・ド・ブリニャック ブラン・ド・ノワール アッサンブラージュ No.5」750ml ¥215,900(ギフトボックス仕様・税抜希望小売価格)
トロフィーのような圧倒的存在感を放つボトルが象徴的な「アルマン・ド・ブリニャック」は、セレブレーションシーンにも欠かせない一本。同ブランドがプレステージシャンパーニュであり続ける所以は、この華やかなボトルの魅力のみならず、妥協なき品質と味わいを脈々と継承し続けているからにほかならない。
MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社
















