今日におけるメガネとしての最高品質

フレームを構成するパーツを細分化し、それらを精密に組み上げることで洗練されたデザインへと昇華させた、ハイエンドラインの第4弾。フロントとテンプルをつなぐ「智（ち）」周辺に施されたアイコニックなブロックパターン装飾が印象的。立体的かつ上品な表情だが、ダブルフロントやビルトイン逆Rといった独自機構による機能も高く、まさに集大成といえる作品となった。左：スクエア型の「S-07T H」右：ウェリントン型の「S-08T H」各¥93,500 999.9（フォーナインズ Tel.03-5797-2249）

 

 

 

　日本が世界に誇るアイウェアブランド、999.9（フォーナインズ）。1995年の創業から現在まで、「眼鏡は道具である。」というコンセプトを掲げ、視力矯正器具としてのメガネの本質を追求。リーディングブランドとして、多くの人に愛されてきた。

 

　フォーナインズの特徴は、品質への徹底したこだわりである。負荷を吸収し、頭部を包むようなフィット感をもたらす、逆Rヒンジをはじめとする独自機構や、チタンなどの素材の特性を生かした構造など、数々の革新に向けて実直に取り組んできた。その一方、機能性から生まれるデザイン美を取り入れ、クラシックからモードまで幅広いスタイルに対応するラインアップを展開。機能とファッションを両立させ、絶大な支持を集めた。

 

　2025年、フォーナインズは創業30周年を迎えるが、その進化は留まるところを知らない。最新作の中で白眉はやはり、ハイエンドラインの「S-07T H シリーズ」。今日におけるメガネの機能と美の到達点として愛好家たちに驚きと感動を与える、まず間違いない逸品である。

 

 

シートメタルで構成される一体のフェイスフロントと、レンズを独立して固定するインナーフロントの、ダブルフロント構造を採用。レンズに負荷をかけず、度付きレンズのカーブぶれにも対応する。

 

 

逆Rヒンジを智の内側にビルトイン。最小限の動きで広い可動域を実現させた。

 

 

逆Rヒンジからテンプルまでを連動させ負荷を解消させる構造。作り込まれたテンプル形状が頭部を包み込み、快適な掛け心地を生む。