5 UNBREAKABLE RULES OF TAILORING

服選び、5つの鉄則

Saturday, February 2nd, 2019

私たちはときに、流れに逆らって泳ぐこともよしとする。

しかしそれがテーラードの世界となると、ルールを守ることが最良の道となる。

 

by christopher modoo

 

 

 ケーリー・グラントは1950年代のファッショニスタを象徴している。Photo: Alamy.

 

 

 紳士服、そしてより具体的には、テーラード・クロージングの分野では、仕立てに関連した、たくさんのルールがある。そのいくつかは“時代遅れ”と思われるかもしれないが、それでも守ったほうがよいことは多い。それらを遵守しても、自己表現の余地はまだいくらも残されている。

 

 オーダーメイドのみならず、既製服を選ぶ際も、以下のポイントを守った方が、よりファッショナブルに見え、着こなしの幅も広がるものだ。

 

 

1)ラペルのボタンホールはひとつだけ

 今日のジャケットのラペルのボタンホールは、軍服時代の名残りだといわれている。元々は襟を折りたたんで留めることができるよう、反対側のラペルの下にあるボタンをかけられるようになっていた。

 

 それは花を差すのに便利な位置だったので、このディテールは現代まで残された。テーラーは茎を定位置に保つために、裏側に輪を加えたりした。それはまた懐中時計や、シガーカッターのチェーンを付けておくのにもうってつけだった。

 

 しかし、ひとつの襟にふたつのボタンホールが開いているのは、どう考えてもおかしい。今日ではそのようにデザインされた服をたまに見受けるが、彼らは、今までと違えばなんでもいいとでも思っているのだろうか?

 

Photograph by Jamie Ferguson.

 

 

2)フォーマル・ウェアには、ベルトループがあってはならない

 ベルトには正しい居場所がある。私はベルトレスかブレイシズによって吊り下げられているトラウザーズを好むが、多くのスタイリッシュな男性は、スーツにスマートなレザー製のベルトを着用する。

 

 しかし、フォーマル・ウェアに限っていえば、ベルトを着用すべきではない。モーニングコート用のトラウザーズは、サイドアジャスターかブレイシズで吊り下げられるべきだ。ウエストコートの下からベルトがちらりと顔をのぞかせるのは、実に見栄えが悪い。

 

 タキシードにベルトを合わせるという特権も、ボーイのために譲っておこう。テイルコートの場合は、私はサイドアジャスターさえ好まず、トラウザーズはブレイシズ専用であるべきだと思っている。

 

Photo by James Munro.

 

 

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