Sunday, September 28th, 2025

ミシュラン二つ星「L’évo」、初の著書『L’évo その全貌と進化 ―60の料理と30のトピックから―』を刊行

 富山・利賀村に拠点を構えるガストロノミーレストラン「L’évo(レヴォ)」が、同店初となる書籍『L’évo その全貌と進化―60の料理と30のトピックから―』を発売した。

「ここでしか生まれない料理」を追求し続け、国内外の美食家から高い評価を受けてきた「L’évo」。本書では、その料理哲学から創造のプロセス、土地との関係性に至るまで、約60品の料理と30のトピックを通じて、同店の全貌と進化の軌跡を読み解く。

 シェフでありオーナーの谷口英司氏は、大阪出身。国内外で研鑽を積んだのち、2014年に「L’évo」を開業し、2020年に利賀村へ移転。大自然の中でオーベルジュ形式へと進化を遂げた。現在はミシュラン二つ星とグリーンスターを獲得し、日本のガストロノミーを牽引する存在として注目されている。

 さらに本書には、フランス料理界の巨匠ミシェル・ブラス氏や、美食評論家・浜田岳文氏らによる寄稿も収録。料理人だけでなく、食文化を取り巻く多様な視点から「L’évo」の世界を紐解いている。

 地方という舞台からガストロノミーの新たな可能性を切り開いてきた「L’évo」。その挑戦と歩みが一冊に凝縮された本書は、美食を愛するすべての人にとって必読の一冊となるだろう。

 

 

text: yukina tokida