Monday, June 3rd, 2024

マディソンブルーとレッドカードがコラボ こだわりのデニム「AGGY」誕生

 ブランド創設10周年を迎えるMADISONBLUE(マディソンブルー)のデザイナー、中山まりこ氏と、同じくブランド創設15周年を迎えるRED CARD TOKYO(レッドカード トーキョー)プロデューサー、本澤裕治氏がタッグを組んで作ったデニム「AGGY」が、7月3日から販売される。商品名の「AGGY」は、このアイテムのインスピレーション源となった、2000年代に活躍したモデル、アギネス・ディーンのニックネームだ。

「ニューヴィンテージ」をテーマにした“旧くて新しい至極の永久不滅デニム”は、デザイナーの中山氏が20代の頃から愛用していた60~70年代の古着のデニムをベースに、マディソンブルーらしい現代的でこなれたシルエットを追求したもの。そこに、本澤氏の持つ最新かつ最強の技術や、工場や加工職人といった生産技術を集結させ、3F《=FABLIC(生地)・FIT(シルエット)・FINISH(加工)》にこだわり抜いた至極のアイテムが完成した。

 生地は、日本最古の紡績メーカーの技術のもと、100年以上前に存在していたデニムを再現するべく、織り上がった生地の表⾯を整えて滑らかにする整理加⼯をせず、昔ながらの⽅法で織り上がったままの生機(キバタ)を使⽤。シルエットは本澤氏のアーカイブから、BOYSサイズのヴィンテージパンツを参考に、生地の縮みや斜行を計算しながら、繊細かつ⼤胆なパターンを施し現代的なシルエットにアップデートされた。また加工は、職人の手によるオールハンドメイドで仕上げられている。

 

 

text: miki tanaka