Friday, March 1st, 2024

クラセアスールから新作メスカルが登場 真紅のボトルは遊牧民へのオマージュ

 印象的なデキャンタが目を引くテキーラブランド「クラセアスール」から、新たなメスカル「クラセアスール・メスカル・サンルイスポトシ」が登場した。通常展開されているふたつのメスカル「クラセアスール・メスカル・ドゥランゴ」と「クラセアスール・メスカル・ゲレロ」に加え、3つ⽬のメスカルとなる。新鮮な草⽊を思わせるさわやかな⾹りが特徴だ。

 今回のデキャンタを彩るのは、サン・ルイス・ポトシの砂漠の遊牧⺠、グワチチル族へのオマージュとして用いられた⾚⾊。メキシコの先住⺠⾔語であるナワトル語で、「⾚く塗られた頭」を意味する部族名は、彼らの頭や顔を⾚い顔料で染める慣習に由来し、守護動物と信じられる頭部の⽻⽑が⾚い⿃「メキシコマシコ」への崇拝を体現している。職⼈がひとつひとつ⼿作りするキャップには、⾊とりどりの⽷によって幻想的な星空を⾶ぶメキシコマシコが施されている。

 クラセアスールはテキーラやメスカルというひとつのアートを通じて、メキシコの美しさと伝統の真価を伝えるメキシコ初のラグジュアリーブランド。⾼品質なクラフトテキーラを提供するため、機械化が主流となった今でも、⻑年受け継がれてきた伝統的な製法を守り続け、デキャンタの成形やペイントに至るまですべてハンドメイドで行っている。テキーラはブルーアガベのみを原料に、メキシコの都市テキーラで作られたものだけを指すのに対し、メスカルはメキシコの9つの州で作られ、50種類以上のアガベを使⽤して作られたものを指す。

 

 

text: the rake編集部