Tuesday, May 30th, 2023

米川温美、個展「不協和音 Ⅱ:青い存在」を開催

 90年代前半から写真、彫刻、レディメイドの日用品などを用いたインスタレーションを発表し、「身体の存在」と「リアリティ」の関係を深く追求するアーティスト、米川温美。身近な素材を非日常的に組み合わせて、これまでも見るものに強烈なインパクトを与えてきた。

 2023年は、1年間を通して「不協和音」というインスタレーション・シリーズを展開。4部構成の個展が4カ所の会場で順次開催される。その第一幕、「不協和音 Ⅰ:白い食卓」は、4〜5月にかけてShun Art Gallery(お台場)で開催され、好評を博して幕を閉じた。

 そして第二幕となる「不協和音 Ⅱ:青い存在」が、6月16日(金)より栃木県足利市の大久保分校スタートアップミュージアムにてスタートする。この会場は、2004年に閉校となった毛野小学校大久保分校を改築して、2022年4月にオープンしたばかりの現代アートの美術館。広いスペースを最大限に生かした大がかりなインスタレーションが展開される予定だ。

 なお、「不協和音 Ⅲ:深い森」(7月22日〜8月31日、ベトナム・ホーチミンのVIN GALLERYにて開催予定)、「不協和音 Ⅳ:無意識の不安」(10月7日〜10月29日、金沢の水銀窟にて開催予定)の終了後は、記録した写真をもとに限定エディションのアートボックス作品が制作される予定で、東京アートブックフェア、NYアートブックフェアにて発表される。

 

(画像)

HARUMI Yonekawa「BLUE EXISTENCE」2022

 

HARUMI Yonekawa Solo Exhibition

不協和音 Ⅱ:青い存在

会場:大久保分校スタートアップミュージアム(足利)

会期:2023年6月16日(金)~7月30日(日)の金・土・日・祝日

開館時間:10:00~17:00

主催:大久保分校スタートアップミュージアム

 

 

text the rake編集部