Tuesday, May 16th, 2023

英国ダンヒル、馬具をモチーフとした「1893ハーネス コレクション」発表

 英国を代表するラグジュアリー・ブランド、ダンヒルの歴史は、1872年にロンドンに生まれたアルフレッド・ダンヒル(Alfred Dunhill)が、父の働く馬具用品の製造会社で働いたことから始まった。1893年、彼は21歳で父の会社を引き継ぎ、これがダンヒルの創業となった。父からビジネスを引き継いだアルフレッドは、モータリゼーション時代の到来を予感し、トランク、レザーグッズと品揃えを拡大していき、ダンヒルは世界的ブランドとなったのだ。

 2023年春夏、創業130周年を記念してリリースされた「1893ハーネス コレクション」は、ダンヒルの馬具製造の起源に由来するバッグやアクセサリーの新シリーズである。馬を操るためのハーネスをモチーフとし、それらをコンテンポラリーなデザインへと昇華させている。すべてのアイテムはソフトな手触りのカーフスキンレザーで作られており、特徴的なストラップのディテールを備え、エレガントで控えめな光沢のある金具で仕上げられている。

 取り外し可能なインナーレザーフォリオを設けた「1893ハーネス トート」、調節可能なストラップとパッド入りのラップトップポケットを持つ「1893ハーネス バックパック」、スムースレザーのトリムとジッパー開閉が特徴の「1893ハーネス シングル ドキュメントケース」、コンパクトなデザインながら複数のストレージコンパートメントを備えた「1893ハーネス フラップ メッセンジャー」などが揃えられている。

 英国ならではのアンダーステイトメントなデザインと、名門ブランドとしての矜持が感じられるコレクションである。

 

 

 

text the rake編集部