Wednesday, October 26th, 2022
カンヌで発表された
Ferrettiグループの注目の新作
去る9月、フェレッティグループがカンヌ国際映画祭にて新作モーターヨットを発表した。創業180周年という記念すべき年にふさわしい25の新作が発表されたのだが、なかでも注目は、Riva(リーヴァ)初となる電気の力だけで進む「El Iseo」。これまで長きにわたって愛されてきた「Iseo」をベースに、持続可能なテクノロジーを融合。今の時代を象徴する革新的な一隻だ。
またリーヴァの歴史に名を残すモデル「アクアラマ」のDNAを継承したモデル「Riva Anniversary」も18隻限定で登場。ブランドのトレードマークであるホワイトとアクアマリンのインテリア、ウッディな素材やそのクラシックなデザインは、エレガントそのもの。ブランドの歴史を後世に伝える、新たなアイコンの誕生といえよう。
一方で、ブランドの新たなフラッグシップモデルとして登場したのが「カスタムライン140’」。カスタムライン社で作られたモーターヨットのなかで最大のものであり、これまでにない優れたテクノロジーやデザイン、快適性や空間の広さを兼ね備えている。
今年の上半期の売上高は5億3490万ユーロで昨年同期比17%増、そして今年6月30日以降の新規受注は約3億ユーロと、昨年と比べて大幅に増加したというフェレッティグループ。コロナ禍を経てなお躍進を続ける同グループから、今後も目が離せない。
text: YUKINA TOKIDA