Saturday, July 30th, 2022
20世紀初頭のロンドンの雰囲気。
KINDWARE本店が南青山にオープン
KINDWAREの新しい旗艦店、KINDWARE本店が7月25日に青山通りから一本入った閑静な住宅街にオープンした。デザイナー、津田正幸による設計で、20世紀初頭のロンドンにある一軒の邸宅をイメージ。当時のジェントルマンたちが葉巻やお酒を嗜みながら、社交を楽しんだり、熱く議論しながら集るシーンを想像し、少し古い時代のディティールをもった品々でインテリアがなされている。
またテーラーが最高の仕事ができる部屋を、同ブランドのテーラーたちと相談しながら実現。テーラーにとって、最も大切な3つの要素である生地、裁断作業台、そしてフィッティングルームを部屋の上座に据えて、その用途の最善を実現する事を目指した。生地を広げたり作業しやすいよう、オーダーメイドで作られた2.5mの大きなテーブルが、店内で最も重要な位置に置かれている。
そしてフィッティングルームは、顧客が最も自信を持って輝ける場所、かつ身も心もさらけ出して、最高にくつろげる贅沢な空間としての演出をしている。常に部屋の一部でありながら、カーテンによって完全な個室として独立し、かつ十分な広さと、上質な空間となるように作られている。また同時に、スーツのプロであり、品位と知識で顧客をアップグレードしてくれる存在であるテーラー自身を格好よく見せ、尊敬できる存在であることを顧客に理解してもらうべく、テーラーの立ち居振る舞いの一つひとつが洗練された動作にみえるような様々な寸法や、ディティールに注意して設計されている。