Thursday, January 6th, 2022

ラニフィチオ チェルッティが伊固有種の
羊毛から100%イタリア製のウールを製作

 イタリアのビエラにて1881年創業の老舗、ラニフィチオ チェルッティは、140周年を迎えた2021年、イタリア ウンブリア州の羊毛牧場ペティネッシと協業し、イタリア固有種の羊毛を用いたトレーサブルな100%メイド・イン・イタリーのファブリックを製作した。

 ペティネッシは、イタリア中心部、アペニン山脈の山々と牧草地に囲まれたペッティーノ村に生息する、メリノ由来の数少ないイタリア品種の羊であるソプラヴィッサーナ種の羊毛を供給している。

 このソプラヴィッサーナ種は、環境、領土の豊かさと生物多様性に配慮し、意欲的なブリーダーと地元の人たちとの協業による飼育により、わずかに頭数を増やしてきた。その羊毛からこの度、ラニフィチオ チェルッティがビエラの自社一貫紡で生地を制作し、羊毛の生産、紡績、織り、最終仕上げまでのすべてをイタリアで行った真のイタリア産、かつトレーサビリティ100%のタイムレスな生地が誕生した。

 100%イタリアンウール生地はスタイル、エレガンス、個性、文化的背景を体現するだけでなく、テクノロジーと革新も表現した最新のファブリックでもある。

 この製品は2022年秋頃に限定量での発売を予定している。