Thursday, December 23rd, 2021
ヴィンテージライカが高値で落札!
予想を上回る120万ユーロに
ヴィンテージカメラが出品される世界最大のオークション「ライツ・フォトグラフィカ・オークション」を、ライカカメラ・クラシックス社がウィーンにあるホテル・ブリストルにて開催。ブラックペイント仕上げを施した1957年製のライカのカメラ「Leica MP Black Paint No. 55」が、予想落札価格の30万ユーロから跳ね上がり120万ユーロ(約1億5500万円)で落札された。
第39回を迎えたこのオークションには、100ヵ国以上からコレクターや投資家らが入札に参加。歴史的な特別モデルや1920年代の広告板など488点ものアイテムが出品された。なかでも、ブラックペイント仕上げのヴィンテージのライカが好評を博し、「MP-55」というシリアル番号を持つわずか141台の「ライカMP」がオークションの目玉となり、熾烈な入札争いが繰り広げられた。ほかに、マニア垂涎の稀少なレンズも登場。1958年製のレンズ「Summarit M 5 cm f/1.4 First One Prototype Nr. A」は、予想の倍を上回る264,000ユーロ(約3,400万円)もの高値で落札された。
恒例のチャリティーロットでは、2019年に全米撮影監督協会の創立100周年を記念して発表された限定モデルのライカの試作品を出品。15,600ユーロ(約200万円)で落札され売上の全額が慈善イベントに寄付された。ヴィンテージライカの熱狂は、とどまる所を知らない。