Friday, October 15th, 2021

7人のクリエーターの旅を追うエルメス制作のドキュメンタリーフィルム

 エルメスによる、7人の日本人クリエーターたちが日本各地のものづくりを訪ねる旅を追ったドキュメンタリーフィルム「HUMAN ODYSSEY ―それは、創造を巡る旅。―」が10月15日より配信される。

 これら7本のショートムービー(20分程度)には、書道、建築、音楽、ロボット工学、写真、料理、演技といった、異なる分野で活躍する7人のクリエーター、新城大地郎、田根剛、井口理、高橋智隆、木村和平、目黒浩太郎、池松壮亮が登場。彼らの旅を追いながら、その仕事の人間的な側面とともに、多種多様な才能が描き出される。創造的かつ職人的な仕事に対する敬愛の念、クリエーションへかける鋭い感性、そして卓越した専門的な技への関心を持ち合わせているといったエルメスにも通じる価値観を、それぞれの旅路の中で共有していく。それぞれが伝統に根ざしながらもあくまで軸足を現代に置いていることはエルメスの姿勢でもあり、またメゾンの2021年のテーマである「ヒューマン・オデッセイ」とも共鳴する。

 このドキュメンタリーフィルムの象徴ともいえる、コットンキャンバス製の移動式テント《ラブ・キャビン》とそれをけん引する自転車にも注目したい。エルメスが製作したこの小さなキャンピングカーのような乗り物は、無難なルートはあえて通らずどこまでも自由に走り、このドキュメンタリーフィルムの重要なファクターである、何ものにも邪魔されない旅と移動のシンボルとなっている。

 10月15日より毎週金曜に1本ずつ公開され、順次オンライン配信予定。クリエーター達の旅の映像を通して、クリエーションと匠の技に浸っていただきたい。

 

photo: Masumi Ishida

 

特設サイト

HUMANODYSSEY.JP