Friday, May 29th, 2020

アントニオ・チッテリオらが手がける
新型ヨット「Navetta 30」発表

 世界最大のイタリア高級ヨットメーカー、フェレッティ・グループは、傘下のブランド「カスタムライン」において待望の新型「Navetta 30」を投入すると発表した。カスタムラインは1996年のスタート以来、パフォーマンス重視の「Planning」と、優雅な長距離クルーズに最適な「Navetta」のふたつのラインを軸に、多くのヨットを生み出してきた。今回は後者の新作となり、同社の次世代を担う存在となる。

 優れたパフォーマンスと低消費を提供するように設計された「Navetta 30」は、実際の長さは28.43mだが、このサイズでは前例がないボリュームで、4つのデッキを擁する。トップビューバーのあるサンデッキ、ダイニングエリアとラウンジのあるアッパーデッキ、リビングルームやマスターベッドルーム、ウォークインクローゼット、バスルームのあるメインデッキ、そしてゲストルームやクルーエリアを擁するロワーデッキの4つのデッキで構成され、合計10名のゲストが宿泊できる。動力はMAN i6 800CR 800HPエンジンから供給され、最高速度は14ノットを誇る。

 何より注目すべきは、世界的に有名なイタリアデザイン界の巨匠、アントニオ・チッテリオ・パトリシア・ヴィール建築事務所によるインテリアデザインと、フィリッポ・サルヴェッティによるエクステリアデザインを取り入れた、カスタムライン初のヨットとなる点だ。チーク材をふんだんに使用したインテリアデザインは、伝統的なマリンスタイルを現代的に取り入れたもので、オーナーは、より新鮮で若々しい「Textured Mood」と、クラシックで落ち着いた「Wooden Mood」のふたつのスタイルの中から選択できる。

 色褪せることのない優雅でクラシックなデザインと、寛大なボリュームを融合させた「Navetta 30」は、現在アンコーナのヨットヤードにて造船中で、今秋のカンヌヨッティングフェスティバルでお披露目となる予定だ。

 

(写真1枚目)

フィリッポ・サルヴェッティが手がけるエクステリアデザイン

 

(写真2枚目)

アントニオ・チッテリオ・パトリシア・ヴィール建築事務所によるインテリアデザインが光る。メインデッキのマスターベッドルーム(Textured Mood)

 

(写真3枚目)

メインデッキのリビングルーム(Wooden Mood)

 

(写真4枚目)

サンデッキ(Textured Mood)

 

(写真5枚目)

アッパーデッキ(Wooden Mood)

 

 

カスタムライン

www.customline-yacht.com

 

リュウカンパニー(カスタムライン日本正規ディーラー)

TEL. 0467-38-8612

http://lyucompany.jp/