Friday, August 9th, 2019

シャルル・エドシック×志野流香道
メゾンの哲学に触れるスペシャルイベント

 1851年にフランスのランスで創業されて以来、各国の王室や著名人に愛されてきたシャンパーニュメゾン「シャルル・エドシック」。同社がイギリス、フランスなどで展開してきたコラボレーションイベント「マーヴェリック・エンカウンター」が、今年6月、日本で初めて開催された。メゾンの哲学として受け継いできた“創業者の冒険と開拓のスピリット”を共有する異業種アーティストや職人とシャルル・エドシックの世界観が融合するスペシャルな会である。

 今回コラボレーションの相手に選ばれたのは、「志野流香道」。室町時代から500年以上にわたり香道を継承する流派であり、現在は21代目の家元継承者である蜂谷宗苾(はちやそうひつ)氏が日本独自の香り文化を通し、世界各国との積極的な交流を図っている。

 イベントは、名古屋市内にある徳川美術館庭園内、餘芳軒での香道体験からスタート。宗苾若宗匠による自由度の高いスタイルでの解説とともに、香りの聞き当てが行われ、最後には、志野流初代志野宗信が選定した名香61香のひとつ「紅」も炷き出された。その後は庭へ移動し、来日していたシャルル・エドシックの最高醸造責任者シリル・ブラン氏による解説を交えながら、名香「紅」を彷彿とさせるシャルル・エドシックの「ロゼ・レゼルヴ」をはじめとするシャンパーニュが振舞われた。両者に共通するスピリットを感じるとともに、その類まれなる世界観に陶酔する一日となった。次なるコラボレーションにも期待したい。

 

(写真1枚目)当日振舞われたシャンパーニュのひとつ「ブリュット・レゼルヴ」

(写真2枚目)香を焚く宗苾若宗匠

(写真3枚目)香を聞くシリル・ブラン氏

(写真4枚目)「ロゼ・レゼルヴ」について語るシリル氏

(写真5枚目)シリル・ブラン氏(左)と宗苾若宗匠(右)

 

シャルル・エドシック

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