テスラの新型モデルX
ついに日本でもリリース開始

　ウワサの新型車がついに出る。テスラのニューモデル「モデルX」だ。数々の受賞歴をもつモデルSセダンの成功をベースに作られたモデルXは、SUVマーケットに、唯一無二の電気自動車として殴り込む。
　まず目を奪われるのは、ファルコンウィングと名付けられた、跳ね上げ式の後席ドアだ。オープンするとまるで大型の鳥が翼を広げたように見える。このクルマの先進性を象徴するようなデザインだ。
　動力性能もすごい。電気モーター＋AWDシステムは、最高時速250km/h、0→100km 3.1秒を叩き出す。気になる航続距離は、１回の充電で最大542kmと業界最高レベルだ。
　安全性にも優れている。重いバッテリーがフロアにあるため重心が低く、横転のリスクが少ない。またエンジンがないため、クランプルゾーンが大きく、衝突安全性も高い。
　コックピットはまるでSFに出てくる宇宙船のようだ。数々のハイテクを駆使しての運転は、ドライバーにとってまったく新しい体験となるだろう。このクルマを所有することは、未来を所有することなのだ。

テスラ モデルX
60D～100Dまで４グレード。全長5.02×全幅2.07×全高1.68m。
車両重量：2,468kg。最高速度：250km/h、航続距離：最長542km ¥8,950,000～

（写真１枚目）
ファルコンウィングと名付けられた、跳ね上げ式のドア。大胆なデザインに目を奪われるが、狭いスペースでの後席へのアクセスを容易にするために考えられたものだ。
（写真２枚目）
モデルXのコックピット。ナビゲーション・システムや自動運転など、大型のディスプレイがすべての情報を管理する。