Monday, January 19th, 2015

ポール・スミス氏らが選ぶ、
若きデザイナーたちの登竜門

 1954年に当時無名であったカール・ラガーフェルドやイヴ・サンローランなどを発掘したコンペティションとして影響力をもつ『インターナショナル・ウールマーク・プライズ』。
2012年に復活を果たし、今回で3年目を迎えた同コンペティションには、新たにメンズウェア部門が誕生。ロンドン・メンズ・コレクション初日の1月9日にサマセット・ハウスにて開催された。
 審査員には、アイコン的デザイナーのポール・スミス氏らファッション業界の重鎮が参加。コレクション制作の条件は、それぞれのアイテムがメリノウール80%以上であり、繊維の混率や品質などについて定められた基準をクリアすること。新しいテクニックを駆使するのもさることながら、生地の選択も重要なポイントとなる。
 参加した60以上のデザイナーたちの中には、アジア代表として日本のSise(シセ)が残った。最終審査の結果、アメリカ代表のPUBLIC SCHOOL (パブリック・スクール)が優勝し、制作サポート費用として100,000豪ドル(約950万円)が贈られた。また、世界の有名百貨店およびファッションストアにて優勝コレクションが販売される。
 注目の若きデザイナーズブランドを、お見逃しなく。

インターナショナル・ウールマーク・プライズ2014/15
http://www.merino.com/jp/fashion/international-woolmark-prize-201415/