投資すること以上の想像と喜びを
Friday, March 27th, 2020
text shige oshiro
投資とは何か? 読者の方々にとっても関心事のひとつである「投資」。その特性上、いかなるものにもメリット、デメリットの要素を多分に含んでいるわけであるが、今回は難しいことは考えず、シンプルに馬主になってみるというのはどうだろうか。
私自身の話になるが、昨年、1歳の牝馬を購入(に投資)した。本年の1月1日で早くも2歳となり、早ければ今秋、遅くとも来年の春には、ターフで愛馬の勇姿をみることになる。
馬主になるということを資産運用として捉えるのであれば、ハイリスクであることは言うまでもないが、愛馬の成長、晴れ舞台でのデビュー戦、活躍、その後に広がる可能性……と、愛馬とともに過ごす時間は、きっと人生に新たな刺激と喜びを与えてくれる“素晴らしい時”となるであろう。夢を乗せて疾走する愛馬が、先頭でゴールを駆け抜ける瞬間を想像するだけでも、まさに馬主冥利に尽きる。日本を飛び出し、ドバイワールドカップデーやフランスの凱旋門賞……と、夢はますます膨らむばかりである。
ぜひとも馬主になったあかつきには、投資をするということ以上に、「大人の趣味」のひとつとして、愛馬を見守っている“時”を、期待と不安との一喜一憂を存分に楽しんでいただきたい。投資すること以上の喜びをきっと与えてくれるはずである。とはいえ本当の私の一番の願いは、健康で元気いっぱいに走る愛馬の勇姿を1日でも長く見届けたいだけであるのだが。
Letter from the President とは?
ザ・レイク・ジャパン代表取締役の大城が出合ってきたもののなかで、特に彼自身の心を大きく動かしたコト・モノを紹介する。