December 2022
DESIGNED FOR YOU: 超一流ブランドでオーダーすべき”この逸品” 12
J.M. WESTON:特別感と汎用性を両立した“同系色コンビ”に注目
ジェイエムウエストンの代表作である「シグニチャーローファー ♯180」。本誌読者にとってはお馴染みの一足だが、コンビ素材になるだけでガラリと印象が変わるのがわかるはずだ。スエードとカーフ、パテントレザーとスエードのように、同系色で素材に変化をつけても面白い。納期は約3カ月〜。¥184,800〜(オーダー価格)J.M. Weston
年季の入ったトラッドファンから古着好きな20代の若者まで、目下かつてないほどに幅広い年齢層から人気を集めるジェイエムウエストン。そんな状況に応えてか、オーダーシューズのシステムもより多様なニーズにマッチするよう進化を遂げている。
2019年には対象モデルや使用可能な素材・仕様を絞り、そのぶん価格や完成像が明確にイメージできる「パーソナライズドエディション」という新サービスを開始。より簡便なオーダーも可能になった。とはいえ、それでも膨大な選択肢になるため、いざオーダーとなると迷ってしまう方も少なくないだろう。そんな方のために本誌が今、おすすめしたいのは“同系色コンビ”でのオーダーだ。
トラッド・リバイバルの影響もあり、昨今再び注目を集めているコンビシューズ。既製品ではなかなか見かけないため、オーダーするのにもってこいではあるのだが、あまりコントラストの強いコンビにするとコーディネイトの難度が急上昇。靴自体は気に入っているのに、いまいち履く機会がない……という結果になりかねない。その点、同系色コンビならオーダー靴の特別感をキープしつつ、使い勝手も良好というわけだ。写真はその実例集。いかにも“使えそう”ではなかろうか?
レースアップの名靴も
同系色コンビで鮮度倍増「ゴルフ ♯641」や「トリプルソールダービー ♯590」といったレースアップダービーの定番を、同系色コンビでアップデートしてみるのもいい。黒系だとモード調に。上:¥499,400、下:¥333,300(ともに同素材でのオーダー価格) J.M.Weston
本記事は2022年7月25日発売号にて掲載されたものです。
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THE RAKE JAPAN EDITION issue 47