Wednesday, October 28th, 2026
坂茂氏が設計する「ヴィラプリンス軽井沢 東の杜」、2027年夏に開業
西武・プリンスホテルズワールドワイドが、ヴィラタイプの宿泊施設に特化した新ブランド「VILLA PRINCE(ヴィラプリンス)」を発表した。その第一号となる「ヴィラプリンス軽井沢 東の杜」が、2027年7月30日に開業する。軽井沢プリンスホテルの既存コテージを再編する大規模プロジェクトで、建築設計を坂茂氏、ブランド構築を原研哉氏が手がける。
10月19日に開かれた発表会で、坂氏は既存コテージをすべて建て替えるのではなく、使えるログ材を再利用し、建物の記憶を残す設計方針を説明した。棟数を減らして建物の間隔にゆとりを設け、室内と屋外が連続する開放的な空間を目指す。自然を眺めるだけでなく、森の中に暮らすように過ごすためのヴィラだ。
第一弾の「東の杜」は全41棟。愛犬と滞在できるドッグヴィラ、森の静けさを楽しむフォレストヴィラ、ゲレンデに直結するスノーヴィラの3タイプを揃える。すべての棟に坪庭を望む温泉と暖炉を備えるほか、愛犬同伴で食事のできるレストラン「二樹」やラウンジ、サウナを備えた「杜のテラス」を新設する。
原氏は、ロゴや書体、サイン、エリアのネーミングまでを統一して担当した。発表会では、建築やグラフィックだけで施設が完成するわけではなく、そこで働き、滞在する人々が森を大切にする気持ちも含めて空間が育つという考えを示した。軽井沢の自然に強いデザインを押しつけず、土地の魅力を引き出す姿勢が両者に共通する。
リゾート全体は「東の杜」「中の径」「西の峯」「天の庭」の4エリアに再編。「中の径」は既存の「ザ・プリンス ヴィラ軽井沢」の名称を改め、残る2エリアは2028年春以降に順次開業する計画だ。「東の杜」の予約は2026年11月9日正午から開始する。




