Timeless beauty, Hyatt Regency Tokyo
「ハイアット リージェンシー 東京」、新宿の魅力とタイムレスな美を纏い一新
September 2025
日本初のハイアット ホテルズ アンド リゾーツとして開業した「ハイアット リージェンシー 東京」が、装いを改め客室のデザインを一新。新宿という街の個性を表現しながらタイムレスなデザインを纏う、12タイプの新たなゲストルームを披露した。さらに、高さ28メートルまで吹き抜けたロビー空間にはスタイリッシュなラウンジ&バーも誕生。ニューヨークのグランド・セントラル駅にある時計から着想を得たクラシカルな大型時計が印象的な、洗練された場所へと変貌を遂げた。
text chiharu honjo
「スタジオ パーク コーナー パークビュー キング」(64㎡)のベッドルーム。
1980年の開業以来最大規模となるハイアット リージェンシー 東京のリニューアルプロジェクトが完了し、より上質で快適な空間へと生まれ変わった。全22タイプある客室のうち12タイプを刷新。クラブルームやスイートも改装しホテル全体の印象を改めた。同ホテルでは今回の改装にあたり、2タイプの客室「スタジオ パークビュー キング」と「スタジオ コーナー パークビュー キング」を新たに導入。収納力に優れたオープンクローゼットや独立したシャワーブース、ゆったりとしたサイズのバスタブを完備し、バスルームの床には上質な石英(クォーツ)、カウンタートップには高級感あふれる黒大理石を採用。室内全体をモダンかつスタイリッシュな雰囲気に仕上げている。
「スタジオ コーナー パークビュー」(以下同)の客室エントランス。扉を開けると右はバスルーム、左はリビングへとつながっており、上質で洗練された空間が心地よい。
緑豊かな新宿中央公園と都会のビルが広がる街並みを一望できる。
窓の外を眺めながら仕事ができる、落ち着いたトーンのデスクとチェア。
スタイリッシュなバスルームには、ツーボウルの洗面台とシャワーブースが備わる。
インテリアデザインは、グローバルラグジュアリーホテルを専門とする「NAO Taniyama & Associates」が担当。「新宿という街の個性を表現しながら、タイムレスなデザインの客室を創出すること」をコンセプトに、現代のライフスタイルに即した快適性と、時代を超えて愛される美しさが調和した、上質で落ち着きのある佇まいとなっている。
新宿というユニークなテーマを表現するために各室に取り入れられたのは、かつて神田川沿いにあった染物工房の染色技術を用いて手作りした、ベッドルームのヘッドボード側の壁装材。神田川のきらめく水面を、ブルー、グレー、ライトブルーの繊細なグラデーションで表現したアートピースで、新宿へのオマージュを込めた空間を演出している。
ホテルエントランス正面にある「Nineteen Eighty Lounge & Bar」。
リニューアルを機に、ホテルを象徴する壮麗なシャンデリアの下には、ラウンジ「Nineteen Eighty Lounge & Bar(ナインティーン エイティ ラウンジ & バー」を新設。日中の活気と夜の華やかさという新宿の二面性をテーマに、朝はモーニング、日中はランチやアフタヌーンティー、夕方からは新宿のナイトライフをイメージした静謐なバーへと姿を変える。バータイムは新宿の文化や歴史、風景から着想を得たシグネチャーカクテルをはじめ、シャンパーニュ、ワイン、ウィスキー、スピリッツなどがメニューにラインナップ。一日を通して時間とともに表情が変わる空間で、様々なスタイルのひと時を堪能できる。
シグネチャーカクテルふたつ。左:「Time for Tea」(¥3,300)かつて新宿駅で次の列車を待つ間に利用した茶屋を表現したカクテル。右:「SANDO」(¥2,900)。高級フルーツパーラーの「フルーツサンド」から生まれた“ミルクパンチ”スタイルの一杯。
東京秋川牛のステーキやハンバーガーなど日本の食材を活かした料理、本格的なフレンチオニオンスープやキッシュ・ロレーヌ、パスタなど軽食やデザートも充実している。
人と人とのつながりを育む社交場として生まれ変わったラウンジは、ゲストが思い思いの時間を過ごせる寛ぎの場所。新宿という街のエネルギーを融合しながらホテルの品格とモダンな感性を宿す新たな空間で、都会の喧騒を忘れて唯一無二の時間を過ごしたい。
ハイアット リージェンシー 東京
東京都新宿区西新宿 2-7-2
TEL 03-3348-1234
www.hyatt.com/hyatt-regency/ja-JP/tyoty-hyatt-regency-tokyo
















