LEXUS “New LS”

日本が誇るプレミアムカーの最高峰

November 2017

text chiharu honjo

 

LS500h “version L”(マンガンラスター)<オプション装着車>

 

 

 LEXUSのフラッグシップセダン「LS」が、フルモデルチェンジを遂げて登場した。初代モデルから継承されている滑らかでパワフルな走りや圧倒的な静粛性・快適性・居住性など、「LS」のアイデンティティはそのままに、斬新なクーペシルエットを実現し、大きな変革を果たした。

 

 次世代のプラットフォーム“GA-L”による、低く構えたスタイリングは、エモーショナルな走りを予感させ、大径のタイヤが力強い存在感を創出している。6ライトキャビンデザインを採用し、フロントからリヤまで抜けるシャープな構成からフェンダーがダイナミックに突き出している造形が魅力的なシルエットだ。他にも、ドアフレームとガラスの段差を少なくしたフラッシュサーフェスウインドウを採用し、より滑らかで美しいボディラインに生まれ変わった。

 

 

 空間デザインは、運転に集中できるコクピットとフラッグシップセダンにふさわしいくつろぎのインテリアを融合している。匠の技を活かしたドアトリムの装飾は、天然杢にアート性を付加したアートウッドやL字型のハンドプリーツ、強化ガラスを用いた切子調カットガラスなど、日本の美意識を基にした独創的なインテリアを採用。表皮巻きのステアリングやシフトノブも、深みのあるエレガントな印象を醸している。

 

 

V型6気筒 3.5Lツインターボエンジン+Direct Shift-10AT

 

 

 エモーショナルな走りを実現するため、静粛性とフラットなトルク特性を活かした爽快な加速フィーリングとサウンドを追求。GA-Lプラットフォームの採用に加え、高い出力と優れた環境性能を両立した、レクサス初となるV型6気筒3.5LツインターボエンジンとV型6気筒3.5Lマルチステージハイブリッドシステムをパワートレーンとして選択した。

 

 

LS500h “F SPORT”    

 

 

 スポーティバージョンのF SPORTは、独自の走行性能を発揮するため、ダイナミックハンドリングシステム(LDH)に、アクティブスタビライザーを協調制御させることで、車両のロールや上下運動も含めた統合制御を可能とした。これにより、フラットな車両姿勢と質感の高い乗り心地を実現している。他にも、専用の20インチベンチレーテッドディスクブレーキ、20インチランフラットタイヤ&ホイールなどを採用しており、スタンダードモデルとは一線を画す仕様になっている。

 

 

 レクサスならではの快適装備も充実。一部のシートにはエアブラダ(空気袋)で押圧するリフレッシュ機能を搭載するほか、赤外線人体表面温度センサーで空調機能を制御、リアシートを専用ヒーターで局部的に温められる機能も採用された。オプション設定の新開発マークレビンソンリファレンス3Dサラウンドサウンドシステムは、23個のスピーカ―によりコンサートホールのような臨場感を体感できる。後席のスイッチ類は、タッチパネル式のリヤマルチオペレーションパネルに集約し、直感的な操作が可能になった。また、予防安全パッケージ「Lexus Safety System + A」をはじめ、他にも数多くの先進技術を採用し、世界トップの安全性を目指している。

 

 日本が誇る最高峰のプレミアムカーの象徴となるフラッグシップセダンが誕生したといえよう。

 

 

LS500(EXECUTIVE、version L、F SPORT、I package)

¥9,800,000~¥15,400,000(税込)

エンジン:3.5L V型6気筒

ツインターボ Direct Shift-10AT

 

LS500h(EXECUTIVE、version L、F SPORT、I package)

¥11,200,000~¥16,800,000(税込)

エンジン:3.5L V型6気筒

マルチステージ ハイブリッド トランスミッション

 

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