LEXUS EMPOWERED ADVENTURE IN NEW ZEALAND
エクスペリエンスを提供するブランド「レクサス」と走る、ニュージーランド南島
December 2024
text fumio ogawa
photography lexus international
クルマとともに経験を提供するブランド、を標榜するレクサスは、2024年11月に、話題の新型車レクサスGXやLBXなどを、ニュージーランド南島で試乗する機会をくれ、同時に現地ならではのユニークな”経験を提供”してくれた。
「地球でもっともすごい景観がたのしめて、レクサスのもつ冒険的なスピリットを伝えるのにふさわしい場所」として、南島が、今回のレクサス車のドライブの場所として選ばれた、というのが、今回の企画の趣旨だ。
世界各国から参加したジャーナリストやインフルエンサーたち。
「Lexus Empowered Adventurer Program」と題されたこのプログラムに参加した私に配られた冊子は「ヘロー、アドベンチュラ−」という書き出しで始まる。つまり、世界各地から参加したジャーナリストやインフルエンサーが”冒険者”なのだ。
山中でのランチ。
舞台は南島のクイーンズタウン。南緯45度ぐらいで、これをひっくり返して北半球をみると、フランスはボルドーとかあるアキテーヌ地方やイタリアはトリノ。日本だと北海道の宗谷あたりとなる。出かけた11月はようやく春が訪れた頃だった。
渡河能力の高さをみせるGX。
本格的ヨンクの成り立ちと、オンロードでの快適性を両立させたというレクサスGXは、岩場が山のてっぺんまで続くオフロードと、樹木もまばらな山間の屈曲路と、それに高級ブティックやワイナリーが並ぶクイーンズタウンの市内と、さまざまなシチュエーションでドライブできた。
山間の舗装路を快適に走るハイブリッドのLBX。
市街地での使いやすさでも評価が高いLBXは、1.5リッター3気筒にハイブリッドシステムを組み合わせたコンパクトSUV。私は東京で何度か乗ったことがあったが、クイーンズタウン近郊の山道でも気持ちよく走れる操縦性に、あらためて感心。
クイーンズタウンからワナカへと向かうクラウンレンジを走るLBX。
LBX MORIZO RRも用意されていた。1.6リッター3気筒とちいさな排気量のエンジンだけれど、最高出力は標準モデルの67kW(とモーターの65kW)に対して234kW、最大トルクは120N・m(と185N・m)に対して400N・mと、ハイパワーだ。手足のように機敏に走らせることが出来る。
良質のメリノウールのために飼育されているヒツジ。
クイーンズタウンはさまざまなアクティビティが楽しめる土地として、ニュージーランド政府観光局もお墨付きを与えている。標高は高くないものの、山がちなので冬(北半球の夏)は雪上スポーツが楽しめるし、ほかの季節は、トレッキングや水上スポーツ、ゴルフや4WDドライブなど、多くのレジャーが体験できる。
山間の氷河湖はヘリコプターでないと行けない場所。
ヘリコプターから冠雪した山々やフィヨルドを見下ろす。
レクサスでは”冒険者たち”(冒頭参照)のために、ヘリコプターから冠雪した山々を見下ろして回るフライト、ボートライド、天体観測といった、現地ならではのアトラクションを提供してくれた。
GXはラダーフレームシャシーに3.5リッター6気筒搭載。
もちろん、圧巻は、クルマ。GXでガードレールのない未舗装路をえんえん上がっていくドライブは、周囲の景観と、未舗装でも使いやすい装備をそなえたGXの性能ぶりとに、いたく感心させられる体験になった。
ショーファードリブンMPVともいえる4人乗りLMエグゼクティブ。
LBXでもLBX MORIZO RRでも、それに移動のために後席を堪能させてもらったミニバン型リムジンのLMでも、行く先々であたらしい体験をさせてもらった。操縦じたいも楽しいけれど、移動中の景色や、行った先での事物やひととの出合いが新鮮な体験となったのだ。
シープドッグとして牧場ではボーダーコリーが飼われている。