GIRO DELL’ISOLA OKINAWA 2024
沖縄の歴史と文化に触れるクラシックカーラリーが開催
March 2024
2024年3月8日〜10日にかけて、ショパールが特別協賛するクラシックカーラリーイベント、「GIRO DELL’ISOLA OKINAWA 2024(ジロ・デッリゾラ沖縄)」が開催された。
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沖縄の青い海を背景に、古宇利大橋を走るクルマたち。
前身である「クラシックカーラリー沖縄」を引き継ぐ形で、2023年に第一回が開催されたジロ・デッリゾラ沖縄は、イタリア語で“島巡り”を意味する言葉を冠したクラシックカーラリー。その言葉通り、公道を走りながら沖縄本島のあちこちを巡り、美しい海と豊かな自然を眺めながら、世界遺産や観光地を通じて歴史や文化に触れるというコンセプトだ。
海風を感じる宜野湾マリーナ海浜公園が、スタート・ゴール地点。
第2回となる今回は、前回から倍以上となる31台がエントリー。日数も1日追加され、全3日間の開催となった。さらに、昨年秋にイタリアの名門イベント「ジーロ・ディ・シチリア」と姉妹関係を締結したことから、イタリアからの参加者も見られ、インターナショナルなイベントとして拡大した。
沖縄の美しい自然の中を走るクラシックカー。
参加車は年式ごとに「Legendary」「Vintage」「Historic」の3つにクラス分けされ、そのクラスごとに順位を競う。競技としては、コマ図をもとに公道走行しながら、ルート上に設定された地点でチェックポイント認証を受ける(スタンプラリー)と、100分の1秒で計測するタイムトライアル⾛⾏(PC競技)が中心。単純にスピードを争うレースではなく、獲得ポイントを競うのだ。
沖縄本島を巡るルートは、ヨットが並ぶマリーナに隣接した宜野湾マリーナ海浜公園を3日間のスタート・ゴール地点とし、宮城島への海中道路や西原きらきらビーチ、古宇利オーシャンタワーなど、美しい海をパノラミックに堪能できる名所のほか、勝連城跡、今帰仁城跡などの世界遺産や、沖縄美ら海水族館、ぬちまーす製塩ファクトリー、琉球ガラス村などの人気観光地を巡った。
また、沖縄の歴史を語る上で避けて通れないのが戦跡。途中でクラシックカーを下車し、平和祈念公園や糸数アブチラガマを見学した。さらに、このイベントのために嘉手納基地への特別許可がおり、クラシックカーがアメリカ的な情景の中に溶け込んだ。
上:嘉手納基地内にあるスーパーマーケットにて人々の注目を集めるクラシックカーの数々。下:美ら海水族館の大水槽前でのガラディナー。
各クラスの優勝者には、ショパールの「ミッレ ミリア クラシック クロノグラフ」が贈呈された。ショパールが1988年からオフィシャルタイムキーパーを務める、イタリアの伝説的クラシックカーレースの名を冠したコレクションの最新作で、ヴィンテージカーを思わせる流麗なデザインが美しい。さらにケースバックに「GIRO DELL’ISOLA OKINAWA 2024」の刻印が施された特別な1本だ。
ショパールの「ミッレ ミリア クラシック クロノグラフ」。独自開発のスティール合金、ルーセントスティール™のケースに、サーキュラーサテン仕上げの“ロッソ・アマレーナ(チェリーレッド)”ダイヤルがスポーティながらも実にエレガント。優勝者には特別な刻印が施されたモデルが贈られた。自動巻き、ルーセントスティール™ケース、40.5mm。¥1,386,000 Chopard
沖縄にルーツを持つ、実行委員長の矢口可南子さんは、「ラリーを通じて、沖縄のことをもっと知ってほしい。また自動車文化と技術、古いモノを大切にするという心を次世代へ繋いでいきたい」と語った。さらなる拡大を目指すジロ・デッリゾラ沖縄に、今後も注目したい。
ショパール ジャパン プレス
TEL. 03-5524-8922