GIORGIO DAMIANI INTERVIEW

「誠実な紳士であれ」という
ファミリーの教えを今に

Thursday, June 25th, 2020

 

ジョルジョ・ダミアーニ

1971年、イタリア生まれ。オーナー一族の一人として、ダミアーニ・グループ代表取締役副社長兼商品開発部門責任者を務める。

 

 

 

 古の風景と、そして今を先駆けるモードな感性と――時代を超えた文化が息づく国、イタリア。「ダミアーニ」は、そんなイタリアを代表するハイジュエラーのひとつであり、金細工の聖地として知られる宝飾の都、ピエモンテ州のヴァレンツアを拠点に製作を続けてきた。

 

 ダミアーニがこの地に最初にアトリエを創設したのは、1924年のこと。創業者であるエンリコ・グラッシ・ダミアーニの時代から、その金細工技術は“華麗”そして“繊細”という言葉と共に語られ、数多の王侯貴族を魅了してきた。エンリコの息子であるダミアーノ・グラッシ・ダミアーニの時代に工房は“カーサ・ダミアーニ”と命名。初代エンリコの時代から受け継がれてきた“モダンデザイン”にかける情熱が、伝統的な金細工のサヴォアフェールや革新的なダイヤモンドセッティングと共に、さらに美しく花開いていくこととなる。

 

 1996年のダミアーノの急逝以降、ダミアーニを現在受け継ぎ、オーナー一族として活躍しているのが、ダミアーノと妻ガブリエラの間に誕生した3兄弟。長男グィドが経営を、長女シルヴィアがデザインとコミュニケーションを、次男のジョルジョが製造部門を担い、希少なファミリージュエラーとして活躍している。

 

 昨今は新CEOにジェローム・ファビエ氏を迎え、根幹となるジュエリー製作はもちろん、ダミアーニ・グループの傘下であるヴェネツィアンアートグラスの名門「ヴェニーニ」などのブランド群の拡充など、伝統的なイタリアンカルチャーを護り、そして世界に広めるためのさらなるグローバリゼーションを試みている。

 

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