FUJITAKA meets M.M
フジタカ×松任谷正隆
デザインコラボバッグ
January 2023
text miki tanaka
1941年に誕生したバッグブランド「フジタカ」。富士山の“富士”と“鷹“との組み合わせが名前の由来で、その名からも強調されるように、職人技の生きた純日本国産のブランドだ。が、その一方で、2019年からは、ピッティ・ウオモにも参加しており、世界的にも知名度を上げている。
さて、そんなフジタカの人気シリーズとして、各業界の著名人たちとデザインコラボし、それを日本の職人たちが実現したバッグのシリーズがある。第一弾は、建築家の伊東豊雄氏、アートディレクターの葛西 薫氏、写真家の瀬尾浩司氏とコラボ。そして今回ご紹介するのは、一昨年発表された音楽家の松任谷正隆氏のデザインよる「M.M」だ。
世に出る商品を企画するのは初めてだったと言う松任谷氏は、松任谷氏のイニシャルMがフジタカ=富士山のフォルムにも見えるモチーフからデザインしたとか。
「まずフジタカだから富士山をイメージし、描いていったらこれMにも見えるなと思い、富士山とMと両方合わさったようなイメージにしました」と松任谷氏。そして、「これまでの既製のバッグになかったのが僕のスコアを入れるサイズのもので、曲がっちゃったりとか大きすぎたりとか厚かったりするのです。でも譜面を間で折りたくないので、譜面がちょうど収まるサイズが良いかなと思いました」ということで、スコアブックがきれいに入る仕様になっている。
さらに、「紙幣・コイン、カードや保険証など、様々入れていて、それが全部綺麗に収まるように」という松任谷氏のリクエストからできた長ザイフ、「最近はスマートキーが多いから、それがちゃんと収まるように」というリクエストから生まれたキーケースもラインナップしている。
松任谷氏も絶賛するレザーは、LWG(Leather Working Group)から最高ランクに認定されたイタリアのマストロット社のシュリンクエンボスレザー牛革。軽量で優しくソフトなタッチ感が特徴だ。カラーコンビネーションに関しては、ご本人の「長く使いたいし、あんまり瞬間的に派手なものは好きでは無いので、飽きの来ない色を」という考えから、松任谷氏オリジナルバージョンの色は抑えめだ。
松任谷正隆 M.M シリーズ
ラウンドファスナー 長財布 ¥42,900
ラウンドファスナー セミ長財布 ¥36,300
スマートキーケース ¥26,400
スマートブリーフバッグ A3 ¥69,300
スマートブリーフバッグ A4 ¥47,300
スモールショルダーバッグ ¥33,000