DORMEUIL “Gran De Poudre Tuxedos”
サンローランも贔屓にしていたDORMEUILのバラシアでタキシードを仕立てる
March 2024
photography jun udagawa
styling akihiro shikata
デニムパンツとの相性も抜群!格調高いドーメルのバラシアで仕立てたタキシードスーツは、写真のようにゆったりめのデニムパンツで遊びのあるパーティスタイルで楽しめば、着用機会は一気に広がる。ジャケットとシャツは国内縫製のメイド トゥ メジャーで、納期は約2カ月。タキシードジャケット¥292,600、シャツ¥52,800(以上オーダー価格)、デニムパンツ¥55,000、スカーフ¥30,800、チーフ¥9,900 all by Dormeuil(ドーメル 青山店 TEL.03-3470-0251)
今季のドーメルはフォーマル生地にも力を入れていて、新作の生地コレクション「グラン デ プードル タキシード」は、フォーマルウェアを仕立てる際の生地の選択肢に加えたい筆頭だ。
名門ドーメルのフォーマル生地は、これまで名だたるメゾンブランドやオートクチュールブランドに広く愛されてきた歴史がある。特にイヴ・サンローランがタキシードのさまざまな再解釈のために古くからドーメルのバラシアを愛し続けてきたストーリーがあり、実際それらの服はモロッコのマラケシュにあるイヴ・サンローラン美術館に展示されている。
スーパー170’s、スーパー130’s、ウール×シルク×カシミアなど、250〜460gまでのウェイトをラインアップ。ムッシュ・サンローランが贔屓にしていたバラシアのほか、サテンも含め、全18色が厳選された「グラン デ プードル タキシード」は非常にオススメだ。そこには歴史に裏付けられた絶対的な信頼感がある。
ムッシュ・サンローランは自身もテーラードをこよなく愛し、いくつかの贔屓のテーラーで仕立てていたことで知られているが、その彼がフォーマルではドーメルのバラシアを愛し、自身のコレクションで多用していたのは素敵な話だ。© 2017 Flammarion. Image from ‘Le musée Yves Saint Laurent – L’album,’ published in 2017 by Flammarion.