ALTEA: PASSIONATE MILANESE KNITWEAR
ミラノのニットウエアの情熱
“アルテア”
September 2020
ミラノ発のニットブランド“アルテア”は、アクセサリーで知られているが、デザインと品質を重視し、豊かな色使いで彩られた、スタイリッシュなセーターも製造している。
by freddie anderson
アルテアの起源は、2世紀以上前のミラノの街にまで遡ることができる。
イタリアの歴史を振り返ってみると、当時、イタリア国王ウンベルト1世は、まだ権勢を誇っており、アフリカの半島部への植民地進出を試み、エリトリアやソマリアの獲得に成功していた。
19世紀後半、イタリアが統一されてから約25年後、ミラノは新王国の産業と文化の中心地となっていた。経済発展に伴い、ミラノはロマン主義建築が建ち並び、優雅なオーラが漂っていた。こんな時代にアルテアは誕生したのだ。
$ 390 |
$ 390 |
アルテアは1892年に、ミラノのヴェッリ通りとモンテナポレオーネ通りの間に設立された。この通りは後に国際的なファッション・エリアとなる。洗練された地区にあるネクタイショップとしてスタートした会社は、街でも最高の顧客が頻繁に訪れるようになった。
ブランドの名付け親であるジュゼッペ・サルトーリは、偉大なビジョンを持った人物だった。
1970年代には、4世代目が跡を継ぎ、セレステの息子ミケーレとルカ・サルトーリが、スカーフやその他アクセサリーの生産を拡大し始めた。
アルテアは、歴史的にファッション・アクセサリーの世界的リーダーと考えられてきた。ブランドは、服飾品のレパートリーを徐々に拡大し、トータルなルックを網羅するようになった。
ブランドの特徴は、色への強い情熱、パーソナライズされた生地の使用、ディテールへのこだわり、そしてネックウェアのサルトリアル的な再解釈にあった。
アウトソーシングの時代にあって、サルトーリ兄弟は、すべての事業活動を一カ所に集約することを目的として、新工場の建設という野心的なプロジェクトに取り組んだ。
他の多くのイタリアの職人たちと協力して、彼らは自分たちのデザイン、クリエーション、製品製造を地元で行うべきだと考えた。伝統を守りながら、イタリア人が誇る高い品質基準を維持するのだ。
彼らのニットウェアは、ゴールデンイエローからブラックカラントまでの美しい色のミックスで注目を集めている。ホワイトとブルーのさまざまな色合いもおすすめだ。ケーブル編みのセーターは、スタンダードなラウンドネックとリブネックのデザインがある。それぞれのニットはハンドメイドで、イタリア産のバージンウールを使用しており、ソフトで贅沢な肌触りを実現している。
$ 380 |
$ 380 |
だんだんと日照時間が短くなり、もうすぐ吹き荒れる風が木の葉を落とし始めるだろう。
温かく汎用性が高く、スタイリッシュなニットを購入するのに適した時期がやってきたのだ。何を選ぼうか迷っているなら、アルテアの優れたニットウェア・コレクションなら間違いなしだ。