2022 Palme d'Or for the 75th anniversary of the Cannes Festival

アニバーサリーを祝う
2022年の特別なパルム・ドール

May 2022

 

 世界三大映画祭のひとつとして知られるカンヌ国際映画祭が、今年もいよいよ開幕した。5月に開催されるのは、3年ぶりである(2020年は中止、2021年は延期により7月開催)。

 

 さらに2022年は、カンヌ国際映画祭にとって75周年となる記念すべき年だが、今年はもうひとつのアニバーサリーがある。スイスの名門ウォッチ&ジュエリーメゾン、ショパールと映画祭とのパートナーシップが、25周年となるのだ。そこでショパールは、カンヌ国際映画祭の最高賞「パルム・ドール」のために、“ダブルセレブレーション”にふさわしい特別なトロフィーを制作した。

 

 

 

2022年、75周年を迎えるカンヌ国際映画祭のためにショパールが制作したパルム・ドールは、2枚の葉に計100石のダイヤモンドをセッティングし、さらに台座にローズクォーツを採用した特別な仕様。葉と茎の部分は、118gのフェアマインド認証を受けた18Kエシカルゴールド。トロフィーの大きさは、13.5x9x9cm©Federal Studio

 

 

 

 そもそもパルム・ドールのトロフィーは、1997年にショパールの共同社長兼アーティスティック・ディレクターであるキャロライン・ショイフレが、当時の映画祭会長ピエール・ヴィオから依頼を受けて生み出したものだ。ジュエリーメゾンのアトリエによるトロフィーはこれが初めてで、誰もが羨む “ラ・クロワゼットの垂涎の宝石”となり、以来、ショパールと映画祭のパートナーシップが続いている。2014年からは、フェアマインド認定を取得したエシカルゴールド素材を採用しており、世界で初めて人と環境に配慮した、エシカルな映画祭のトロフィーでもある。

 

 

 

キャロライン・ショイフレによる、2022年のパルム・ドールのデザイン画。パルム(シュロ)の曲線が、ローズクォーツの優しい輝きとマッチしている。ショパールでは、このパルム・ドールのほか、女優賞、男優賞、グランプリ、監督賞、脚本賞、審査員賞、短編映画パルム・ドール、カメラ・ドールなど、9つのトロフィーをジュネーブで制作している。

 

 

 

 2022年の特別なパルム・ドールには、RJC(責任ある宝飾のための協議会)の認定を取得したサプライヤーによるダイヤモンドが、2枚の小さな葉にセッティングされている。1枚の葉には、映画祭の周年に合わせて75石、そしてもう1枚の葉には、パートナーシップを象徴した25石のダイヤモンドがあしらわれている。

 

 さらに象徴的であるのは、その台座だ。従来のロッククリスタルに代わって、優美なローズクォーツを採用している。ギリシャ神話では、このパウダーピンクの繊細な縞模様を呈したジェムストーンは、美と愛の女神アフロディーテによって創造されたとされ、ギリシャ語で氷を意味する「krustallos」に由来するクォーツは、“神々の氷”として崇められてきた。ローズクォーツは、“愛”の象徴なのである。つまりそこには、映画祭とショパールの、継続的な映画への愛が表現されている。ショパールは、今年のカンヌ国際映画祭のテーマに「Chopard Loves Cinema」を掲げるのだ。

 

 特別なトロフィーは、ジュネーブにあるショパールのハイジュエリーアトリエで、6名の熟練職人の手仕事により、70時間もの制作プロセスを経て誕生する。その緻密な制作の様子は、下記の動画リンクよりぜひご覧いただきたい。

 

 

 

 

 

ショパール ジャパン プレス

TEL. 03-5524-8922

www.chopard.jp/cannes-film-festival