Tuesday, March 11th, 2025

【グランド ハイアット 東京】姉妹ホテルの人気広東料理を堪能できるコースが登場

 グランド ハイアット 東京では、姉妹ホテル「パーク ハイアット 広州」の料理長を務めるジェイコブ・ホアン氏による特別メニューを、5月31日(土)までの期間限定で提供している。広東料理のエキスパートであるホアン氏は、20年以上にわたる豊富な経験を持ち、2015年の「パーク ハイアット 広州」開業時からチームを牽引。自然農法を取り入れるなど、食材選びにも徹底的にこだわっており、伝統と革新を融合させた料理で定評がある。

 今回の特別コースでは、ランチとディナーそれぞれ1種類ずつ用意されている。そのなかでもディナーコースは、ホアン氏のシグネチャー料理を存分に楽しめる贅沢な内容だ。前菜には、余分な脂を丁寧に取り除いたあと、絶妙な火入れでカリカリに仕上げた「豚のクリスピー焼き」、ジャスミン茶のほのかな香りと甘めの味付けが絶妙な「魚のジャスミン茶燻製」、ニンニクや生姜の風味がやみつきになる「才巻海老の黄金汁漬け」などが登場。3種の飲茶「トリュフのせ焼売」「カニ肉入りパイ」「エビ春巻」も程よいサイズで、ひとつひとつに繊細な手仕事が窺える。さらに、麺料理の「伊勢海老 イタリア麺チーズ風味煮込み」は、生きた才巻海老を油で揚げ、叩き潰してから高温で煮出した濃厚なエビのスープを使用した、旨味があふれる一皿だ。締めくくりのデザートも秀逸で、オレンジピールを隠し味に加えた爽やかな一口サイズの「小豆あん入りパイ」が、コースの余韻を引き立てる。

 広州まで足を運ばずとも、本格的な広東料理を堪能できる貴重な機会。ホアン氏の独創的な料理を通じて、広州の食文化に触れてみてはいかがだろう。

 

 

text: yukina tokida