Saturday, May 2nd, 2026

エスパシオ ナゴヤキャッスルで体感するF1の世界

 F1はモータースポーツではあるが、同時に世界中のセレブリティたちにとって社交の場でもある。ほとんどのチームにラグジュアリーウォッチブランドがスポンサーしているのをはじめ、シャンパンやスコッチ、サングラスやアパレルブランドがチームや選手をサポートしているのはそのためだ。富裕層をターゲットとするブランドがF1という世界的なビッグイベントを通して、自分たちのブランディングをしている。

 レースを行うF1ウィークはまさにそんなスポンサーのためにある。週末のグランプリレースを前に、ドライバーやチーム監督を主役とするイベントが数多く行われ、スポンサーの顧客を満足させるいい機会なのだ。

 今年3月の最終週に名古屋のエスパシオ ナゴヤキャッスルで行われたパーティもその一つ。スクーデリア・フェラーリHPのチーム代表フレデリック・バスール氏とドライバーのシャルル・ルクレール氏を招いたトークショーがF1ウィークに花を添えた。チームのスポンサーであるエスパシオ ナゴヤキャッスルのエレガントでスペシャルな空間を多くの人に味わってもらうためのイベントだ。

 

 パーティはシャンパンルームでのサプライズオペラからはじまり、名古屋城天守閣の見える大広間へ移動、トークショーと抽選会で盛り上がった。来場者の多くはフェラーリオーナー。スクーデリア・フェラーリHPチームに関心を持つ者ばかりである。もちろん、ドライバーのシャルル・ルクレールは大人気。Netflixの「Drive to Survive」で火がついた今日のF1ブームを象徴するように、多くの人がその一挙手一投足に目を止めた。

 では、スクーデリア・フェラーリHPチームのスポンサーを務めるエスパシオ ナゴヤキャッスルとはどういったホテルなのか。

エスパシオはホテル業界でメジャーなラグジュアリーブランドである。名古屋の他にもハワイのワイキキや箱根にもあるので、その名前を耳にした方は多いだろう。

その中のエスパシオ ナゴヤキャッスルは開業2025年10月1日にグランドオープンした新しい施設。客室は全100室で、レストランは日本料理、フレンチ、中国料理など8店舗を有する。その他には、バー、スパー、室内プール、フィットネスジムなどが備わる。

また、今回のバンケットルームがそうだったように、多くの客室から名古屋城の天守閣が見える。城のすぐ隣という好立地が生かされているのだ。ヨーロッパに置き換えれば、メジャーなシャトーの隣といったところだろう。深い趣を感じる。

 ここにはアートコレクションが豊富に飾られているのもポイントだ。エントランスには鳳凰のオブジェや、金屏風、甲冑などが飾られる。コンセプトは “アートミュージアムホテル”。館内至る所にあるアート作品に足を止めていると、なかなか自分の部屋に辿り着けない。

 パーティ会場にはスクーデリア・フェラーリHPチームと関係あるホイールメーカーのBBSやサングラスのレイバンなどが展示され、来場者はホテルオリジナルカクテルとフィンガーフードを楽しんだ。終盤のサイングッズやホテル宿泊券が景品の抽選会が熱かったのは、言わずもがなである。

 いずれにせよ、チーム代表フレデリック・バスール氏とドライバーシャルル・ルクレール氏を身近に感じられる特別な夜になったのは間違いない。F1が持つエレガントな世界を垣間見られるひとときとなった。

 

 

text: the rake