Sunday, October 5th, 2025

ザ・リッツ・カールトン大阪、“駅弁”文化を再解釈した特別コース「太閤弁当」を提供

 ザ・リッツ・カールトン大阪は、2025年11月16日(日)までの期間限定で、日本の鉄道旅に欠かせない“駅弁”文化を再解釈した特別ランチ・ディナーコース「太閤弁当」を、日本料理「花筐(はながたみ)」にて提供している。

 本メニューは、旅の途中で味わう「駅弁」をモチーフに、旬の食材や土地の風土をラグジュアリーな一皿へと昇華させたもの。大阪の豊かな食文化を象徴する寿司や河内鴨、なにわ黒牛などを中心に、料理長・前田泰広氏が監修する館内全5セクション(寿司・会席・炭火焼・鉄板焼・天ぷら)の料理を“駅”に見立て、コース仕立てで提供する。

 メニューには、鯛と海老の大阪寿司やバッテラ、なにわ黒牛の鉄板焼きしゃぶ、河内鴨の炭火焼、門真蓮根や大阪なすの天ぷらなど、大阪ならではの味覚が並ぶ。器には豊臣秀吉ゆかりの瓢箪(ひょうたん)の意匠をあしらい、「六瓢箪(むびょうたん)」の語呂にちなみ、無病息災への願いが込められている点もユニークだ。

 この「太閤弁当」は、ザ・リッツ・カールトンが全国6軒(大阪・東京・京都・日光・福岡・沖縄)で同時開催するキャンペーン「FLAVORS IN TRANSIT(フレーバーズ イン トランジット)」の一環として登場するもの。各地のホテルが“駅弁”という共通のテーマのもと、地域性を生かした料理を提案しており、大阪では歴史と食の奥深さを感じさせる本コースがその中心を担っている。

 旅情を感じさせる“駅弁”を通じて、大阪の味覚と職人技を再発見できる特別な機会となりそうだ。

 

 

text: yukina tokida