Tuesday, May 21st, 2024

フェンディがラグジュアリーなプライベート レジデンスを公開

 フェンディと、スイスの名門不動産開発会社シュタイガー&カンパニー/サザビーズ インターナショナル リアルティは、スイスのクラン・モンタナのアルピナ&サボイホテルの敷地内にフェンディ プライベート レジデンスを公開した。

 レジデンスとスイートのインテリアは、ローマのフェンディ プライベート スイートを手掛けたイタリアの建築家マルコ・コスタンツィと、コミナ・アーキテクチャーによって手掛けられた。カール・ラガーフェルドのアイコン、アストゥッチョのリバーシブルファーケープにちなんで幾何学的に彫られたヴァルマレンコの石造り構造から、オーク材のフローリング、マリオ・ナンニの照明インスタレーション、「フェンディ カーサ」のファーをまとった家具、アート作品に至るまで、あらゆる要素が最高の快適さを確保するために入念に設計されている。

 サステナビリティを最優先して、全面断熱、南向きファサードのエレクトロクロミックガラス、共用スペースと電気自動車に電力を供給するソーラールーフ、敷地内の緑豊かな庭園に水を供給するための雨水回収池などにより、最高のエネルギー性能と最適な快適性を実現する。

 居住者はフルサービスのコンシェルジュ、プライベートなダイニングサービスを利用できるほか、雪に覆われた山々のパノラマを望むスパ(プール、サウナ、ハマム、マッサージルーム、ホットタブを完備)、フィットネスルーム、ヨガやウェルネスクラスのための多目的スペースなど、最先端のアメニティを利用することができる。

 またレジデンスの周りには、地元産のスコッツパインやホーンビームツリーを配し、隣接する森とシームレスに溶け合う。熟考を重ねて配置された地元の木々や植生が、山々の景観をより一層美しく際立たせ、つる性の植物は建築要素をソフトに和らげる。このような自然環境の中でのアウトドアアドベンチャーから、魅力的な文化体験に没頭することで、居住者はさまざまなオプションを満喫できる。

 

 

text: miki tanaka