イタリア流に人生を楽しめる
イータリーでのアペリティーボ体験

「アペリティーボ」とは、16時～20時頃の夕食前のひと時に、家族や友人と簡単なおつまみとともに食前酒を楽しむというイタリアの習慣だ。元々はラテン語の「aperire（開く）」を語源とし、18世紀の後半にイタリアのトリノから始まったものと言われており、夕食前に胃を開くことで食欲を増進させたり、会話を弾ませるきっかけになるということで定着した。現在では、単純に食前酒そのものを指すのではなく、ノンアルコールも含む夕食前の飲み物や、おつまみを片手に気軽に集う機会として、イタリア人が好んで出かけるスタイルとなっている。

　このイタリアの日常に深く根付いている食文化の魅力を伝えるため、イータリーでは、9月14日までの期間限定で「アペリティーボフェスティバル」と題したアペリティーボを体験できる企画を全店で実施している。

　まずは、アペリティーボの定番といえる鮮やかなオレンジ色が特徴の「アペロール」と鮮やかな赤の「カンパリ」を使ったカクテルに、おつまみ（チップス＆オリーブ）が付いたセットを特別価格の500円で提供（銀座店は平日のみ）。また、6種類のベースと4種類のミキサーから選んだカクテルにおつまみ（スナック＆オリーブ）がついたセットや、イタリアのクラフトビールと前菜とのセットも登場する。期間中は、様々なスタイルの「アペリティーボ」メニューを展開し、各種セミナーやキャンペーンも実施される。

text: miki tanaka