Monday, April 24th, 2023

複雑ながらも小ぶりで薄い“クラシック”ウォッチ

 かつて天才時計師のアブラアン-ルイ・ブレゲは、1780年代に自動的にゼンマイを巻き上げる「ペルペチュエル」という機構を搭載する時計で大成功をおさめた。現代のブレゲは2023年、この歴史的なモデルを称え、パーペチュアルカレンダーに新たなアレンジを加えたモデルを「クラシック」コレクションに加えた。

 新作「クラシック パーペチュアルカレンダー 7327」は、各月の日数の違いや閏年を計算に入れた複雑なカレンダー機構を備えながら、ブレゲで最も薄い、厚さわずか4.5mmを実現したキャリバー502.3.Pを搭載しており、ケース自体は直径39mm、厚さ9.13 mmを実現。軽くて着け心地の良いモデルとなっている。

「クラシック」コレクションのタイムレスなスタイルは健在で、ダイヤルはクル・ド・パリのホブネイル模様の手彫りギヨシェで装飾されている。1時と2時の間の位置にあるムーンフェイズは、リアルさを演出するよう職人の手仕事により仕上げられた月と、ブルーのラッカーにスパンコールを混合して星の煌めきを表現する夜空によって表現。ダイヤル下部には曜日、日付、4年の閏年周期の各表示を絶妙なバランスで配置している。また、10時から12時位置には、レトログラード式の月表示が備わる。

 ケース素材とストラップの組み合わせで2種類が展開。ミッドナイトブルーのアリゲーターレザーストラップの18Kホワイトゴールドモデルと、ミステリアスブラウンのアリゲーターレザーストラップの18Kローズゴールドモデルとなっている。

 

「クラシック パーペチュアルカレンダー 7327

自動巻き 18KWGまたは18KRGケース 39mm

各¥11,572,000

 

ブレゲ ブティック銀座

TEL. 03-6254-7211

www.breguet.com/jp

 

 

text nobuhiko takagi