Monday, February 20th, 2023

麻布テーラーが一流生地メーカーの
スペシャルな別注素材を展開

 Cool, Cozy, Classicをコンセプトにしたファッションテーラーのパイオニア「⿇布テーラー」は別注⽣地「Exclusive Suit Fabric Collection」の全店での展開を、2023年2⽉17⽇から開始した。今シーズンは「温故知新」をテーマに、天然素材から⽣まれる機能美に改めて着⽬し、イタリアのクロス エルメネジルド ゼニア、フランスのドーメル、⽇本のニッケの3社の別注生地を揃えた。

 まずは、クロス エルメネジルド ゼニアの「ビエルモンテ」。ハリとコシが強く、これまでのコレクションには無かったハードタッチが特徴だ。環境保護にも取り組んでおり、サステナブルの⼀環として、染めや仕上げの段階でもクロムや他の環境や⾝体に有害な物質を⼀切使⽤していない。ラギッドな表⾯感でありながら、スマートな装いに仕上がるネイビーとグレイのストライプ柄が揃う。

 次は、ドーメルの「パタゴニアウール」。1957年に発表され、現在でも30%モヘア使⽤の「TONIKⓇ2000」、そして90%モヘアを使⽤した「NEWTONIKⓇ」と形をかえながらも展開している、ドーメルのシンボル的ロングセラーであるモヘア素材「トニック」から、オリジナル「TONIKⓇ」の⾵合いをパタゴニアウールのみで織り上げた新トニック素材だ。パタゴニアウールはクリンプが強く、膨らみがあり、服地に仕上げると通気性、保湿性、そして伸縮性を併せ持ち合わせている。⾰新的な夏のラグジュアリー素材に⿇布テーラーのセンスが光る⾊柄を別注した。

 そして3つ目は、1960年代に⽇本⽑織がビジネスエグゼクティブ達に向けて開発した盛夏⽤の⾼級素材「キューバビーチ」。当時の夏素材がモヘア⼀辺倒のなか、それに対抗すべく開発された、清涼感とハリ・コシを追求したストロングウール100%のフレスコ素材だ。独特のハリ・コシ・粗さを表現するキューバビーチは、他素材と⼀線を画しており、シワに強く、仕⽴て映えするスーツが仕上がり、繊度が粗いがゆえに、清涼感のあるサラッとした⾵合いは、現代のビジネスエグゼクティブにもマッチする。126年の歴史を誇るニッケならではのアーカイブ素材から、当時のレシピを忠実に再現し、仕上げ加⼯で光沢感をプラスした別注の夏素材が完成した。

 

azabu tailor × Cloth by Ermenegildo Zegna【BIELMONTE】¥121,000〜

azabu tailor × DORMEUIL【PATAGONIA WOOL】¥99,000〜

azabu tailor × NIKKE【CUBA BEACH】¥66,000〜

(全てオーダーシングルスーツ価格)

 

麻布テーラー

www.azabutailor.com/

 

 

 

text: MIKI TANAKA