Saturday, August 6th, 2022
現代アフリカン・アートを堪能できる
総合イベントが日本初開催
今世界中のアートファンが注目し、盛り上がりを見せている現代アフリカン・アートの総合イベント「AFROMATIC TOKYO 2022-ビューイング-」が、8月30日(火)より開催される。2019年ベルリンで開催された「Nigerian Culture Day」から構想を得たこのイベントは、今後、香港や上海、ソウルなど、国際的な展開も視野に入れているという。初回となる本年は、アフリカ屈指の経済大国ナイジェリアにフォーカス。「航海者の宝」と題したテーマで、既に評価を確立した有名作家から注目の新鋭まで、23のナイジェリア出身アーティストたちによる27点の作品が展示される。
アフリカン・アートというとプリミティブな民芸などを思い浮かべるかもしれないが、現代作家による作品はアフリカ特有の自然や歴史、文化、社会的背景を根底とし、非常に大胆かつ力強くユニークな作品ばかり。ポストコロニアリズムを象徴する多文化内包とその葛藤が現れており、海外で活躍するアーティストはより都会的な視点がある一方、現地で活動するアーティストはサステナブルな素材を活用するなど、自然との対話が大きいのが特徴である。
なお、展示終了の翌日となる9月3日(土)には、天王洲アイルの寺田倉庫にて招待制のオークションとファッションショーが開催されるが、ここに全作品が出品される予定だ。アフリカン・アートに触れることのできる希少なこの機会。興味のある人は、ぜひ購入まで視野に入れて楽しんでほしい。
(写真1枚目)
Odinakachi Okuroafor (オディナカチ=オコロオファ) 《Untitled》 2020 アクリル116×89cm
(写真2枚目)
Kingdsley Obasi (キングスレー=オバジ) 《EmptorⅡ》 2020 アクリル150.5×122cm
(写真3枚目)
Uthman Wahab (ウスマン=ワハブ) 《Fat Ballerina》 2013 油絵具、アクリル、テンペラ 158x 172cm
AFROMATIC TOKYO 2022 –ビューイング-
会期:2022年8月30日(火)~9月2日(金)
会場:代官山ヒルサイドテラス エキシビションルーム
(東京都渋谷区猿楽町18-8-8 F棟)
時間:10:00~19:00(最終日17:00まで)
入場無料
AFROMATIC TOKYO 2022 Main Event (招待制)
Art Auction Event
Rakuten Fashion Week Tokyo 2023 S/S “AFROMATIC TOKYO”
会期:2022年9月3日(土)
会場:寺田倉庫 G3-6F
(東京都品川区東品川2丁目6-10)
https://rakutenfashionweektokyo.com/jp/brands/detail/afromatic-tokyo/
AFROMATIC TOKYO 2022 実行委員会
090-1727-7178 (株式会社Junction Partners内)
text NOBUHIKO TAKAGI