Thursday, May 19th, 2022

BMWとピアニスト反田恭平氏による
コラボレーションに注目

 BMWとピアニスト反田恭平氏が、さまざまなコラボレーションを実施している。反田氏といえば、2021年10月、第18回ショパン国際ピアノコンクールにて、日本人においては半世紀ぶりとなる第2位に入賞し、今もっとも注目されているアーティストだ。2022年5月10日にはクラシックの聖地、東京・赤坂アークヒルズのサントリーホールにて、BMW主催によるスペシャルコンサートが行われた。

 コンサートは反田氏指揮によるモーツァルト「魔笛」で幕を開け、反田氏の超絶ピアノテクニックによるショパン「英雄ポロネーズ」において最高潮に達した。加えて盟友・務川慧悟氏とふたりでの連弾、反田氏指揮・務川氏ピアノによるシューマンのピアノ協奏曲などが満員の会場を沸かせた。

 当日ホール前のカラヤン広場にはBMWの最新モデルが並べられた。注目の電気自動車iXをはじめ、X7、8シリーズ、7シリーズ、M4、M3、4シリーズカブリオレなど、BMWの上級ラインが一堂に会し、アークヒルズはかつてない華やかなムードに包まれた。またBMWゆかりのアーティスト、ジェフ・クーンズ氏がBMW850iをペイントしたアートカーも展示された。このクルマはオンラインによるチャリティー・オークションにかけられる予定だ。

 聞けば、反田氏の愛車もBMW X7だという。X7の佇まいに惚れ込み、このクルマに乗るために最近免許を取ったそうだ。反田氏の恩師をはじめ、クラシック関係者には、BMW愛好者が多いとも聞いた。BMWのスローガン「駆けぬける歓び」は、アーティストの心にも響くようである。