Friday, April 15th, 2022

アブルッツォ・ワインの魅力を伝える
アマン東京のペアリングメニュー

 アブルッツォ・ワイン保護協会対日プロモーションの一環として、ホテル アマン東京のメインダイニング 「アルヴァ」にて、平木正和エグゼクティブシェフのスペシャリテとアブルッツォ・ワインのペアリングメニューが企画された。

「アスパラガスと相模原産有精卵 ペコリーノロマーノ」や「北海道オーガニック全粒粉のスパゲッティアッラ・キタッラ 蝦夷鹿のラグーとアイヌネギ」など、季節とその時期の旬の材料に応じて、平木シェフのクリエイティブなイタリアンと多彩なアブルッツォ・ワインの魅力を引き出すペアリングメニューとなっている。

 アブルッツォ・ワインは自然豊かな「緑の州」と呼ばれ、イタリア中部、アドリア海側に位置している。アペニン山脈に位置する山岳部に加え、沿岸部には恐竜地帯が広がり、ワイン造りの中心地だ。山間部と海の距離が非常に近いため、昼夜の寒暖差が大きいことから高品質なワインが生まれる。ここでの主力はモンテプルチアーノ・ダブルッツォで、イタリアにおける偉大な赤ワインのひとつとされている。他にも2010年、イタリア初のロゼのみの原産地呼称ワインとなったチェラスオーロ・ダブルッツォ、長熟タイプで複雑性をもつ白ワイン、トレッビアーノ・ダブルッツォなどが顕著な存在だ。新たな傾向としては固有品種を使ったマルティノッティ方式のスプマンテなど、アブルッツォ州では積極的な投資と共に、イタリアワイン業界の中でも、この分野におけるトレンドと常に対峙しているのだ。

 今回の舞台となるイタリアンレストラン「アルヴァ」はラテン語で収穫を意味し、季節の恵みを生かしたシンプルなプレゼンテーション、伝統的なイタリア料理への回帰がテーマだ。約2000本のワインセラーを有し、選りすぐりのアブルッツォ・ワインを提供する。