Tuesday, July 13th, 2021
新素材を採用した、世界に
ひとつのラスト“ジャンボ”
モナコ大公アルベール2世の発案により、2005年以降、2年に一度の隔年で開催されている「Only Watch」。モナコ筋ジストロフィー協会が運営するこのチャリティ・オークションには、毎回約50社の時計ブランドが協力。各社が世界に1本のみの特別なユニークピースを提供している。
2021年のOnly Watchに参加するオーデマ ピゲは、「ロイヤル オーク“ジャンボ”エクストラ シン」の特別モデルを製作。このモデルは、1972年のロイヤル オークで初めて導入された、セントラルローターとデイト表示を搭載した当時最薄の自動巻きムーブメント「キャリバー2121」が搭載される最後の「15202」である。というのも、「15202」は2021年で正式に終了となるからだ。
「プチタペストリー」模様のダイヤルに新しくグレイを採用したモデルは、ロイヤル オークの5402Aシリーズで導入されたオリジナルの書体やAPモノグラムはそのままの姿で受け継がれる。最も特徴的なのは、ケースとブレスレットに、マイクロエレクトロニクス分野で特に用いられているPd基合金のバルク金属ガラスとチタンを組み合わせた素材を採用していること。オーデマ ピゲで初となる新素材だ。Pd基合金は、高速急冷されると非晶質や高硬度などのガラスと似た性質を持ち、強靭性や耐腐食性に優れるという。
特別なこのモデルの登場で、キャリバー2121はひとつの時代の終焉を迎えることになるが、それは新たな時代の幕開けをも意味する。50周年を迎える2022年、次世代のロイヤル オーク 39ミリの登場に期待したい。
「ロイヤル オーク”ジャンボ” エクストラ シン Only Watch」
自動巻き チタンケース×バルク金属ガラス製ベゼル 39mm
オーデマ ピゲ ジャパン
TEL. 03-6830-0000
日本向け特別サイト